今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

HOPE100で書道チャレンジ

 中島明さん @akiranakajima が主催されているHOPE100(ホープワンハンドレッド)のセミナーに参加しました。

 以下、ホームページよりHOPE100の趣旨引用。

HOPE100(ホープワンハンドレッド)は、
東日本大震災チャリティセミナーを開催するプロジェクトです。
講師・運営スタッフ・会場、全て無償で参加しているので、売上は100%寄付にまわります。
被災地が100%の希望で満たされるように」という想いを込めて、
単発ではなく継続的に開催。計100本のチャリティセミナー開催を目指します。

 今日参加したのは、
・#005 今感じている想いを一文字で書く!「気持ちを伝えま書道教室」
・#006 こんな時だからこそ学びたい「弱った心を元氣な状態に戻すセルフコントロール法」
 の二本です。今日は書道の感想を。NLPについてはまた後日。

書道への苦手意識

 はっきりいって、書道にはいい思い出がありません。以前の記事でもちょこっと書きましたが、昔から自他ともに認める悪筆です。書道も何回書いてもうまく書けず、学校での書道の評価は当然のように最低評価でした。今風に言うなら「書道爆発しろ!!」と言ったところでしょうか。
 それでも父から「お願いだから書道をやってくれ」と言われたり、世界一受けたい授業で武田早雲先生の授業を見てて、ちょっとずつ書道は面白いのかもしれない、と心境が変化してきました。
 そんな中、チャリティーセミナーで書道をやるという話が。

 ぶっちゃけ、書道を習うためにはいろいろ道具を揃えなきゃいけないので習う気はありませんでした。しかし、このセミナーの費用は2000円+(半紙などの)材料費だけだし、この受講料は全額チャリティーに回ります。場所も、たまたま別件で集まる場所に近い*1。はい、参加しました。
 

筆王が筆を握る

 講師は石川徳仁 @kaoumaster 先生。半紙や筆など必要なものは一式用意されており、練習をしてから色紙に自分の文字を書くという進め方でした。内容は「今回の震災で感じたこと」。何を書くかは自由です。そういえば、今まで学校で習ったものは全部何を書くか指定されてたなあ、と思いながら練習を始めました。

 適当な漢字を書きつつ、字を決めました。先生にお手本を書いてもらい、練習開始。しかし、(予想はしてましたが)書けない書けない。字がかすれるとかバランスが悪いとかダメな点はたくさんあるのですが、一番ヘコんだのは「自信のある字が書けてないこと」。まっすくな線のつもりがまっすぐじゃなかったり、線も想いより細かったり……。と苦戦しました。

 こちらが、参加者全員の色紙。

 バラエティに富んで良いです。それにしても、みんなお上手。


 で、僕が書いた字は(気が進まないけど修行と思ってアップする)こちら。

 「天網恢恢疎にして漏らさず」の天網です。
 この大地震で、東電などの杜撰な管理だったり政府の後手後手な対応など、怒りや苛立ちを感じる場面が少なくありませんでした。もちろんこういったことは批判されてしかるべきだし、今後どうしていくかを考えるためには避けては通れないでしょう。しかし、もしこの批判だけにエネルギーを使いすぎたら進むものも進まなくなります。それだったら「悪いことはお天道様が見てる、どうせきちんとバチが当たるよ」と考えて、別の事に注力した方が生産的かなと思いました。
 あと、ソーシャルネットワーク内では悪事はすぐに広まっていく様が、天網に近いのかなあと思ったり。あ、天「網」って書いてある。Meshか。

初めて書道が楽しいと思った

 書道は自分との闘い。このセミナーを受講しての僕の感想です。自分で何を書くか決めて実際に書いて、という行為がこんなに集中力を必要とするとは思いませんでした。しかし、終わった後は確かに心地よい疲労感がありました。書道を習いたい、という人の気持ちが少しわかった気がします。今回のセミナーで、書道に対する漠然とした嫌悪感も消えました。これからは、書道に対する見方も変わりそうです。
 最後になりましたが、徳仁先生、セミナーありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。

*1:まあ、この集まりはHOPE100主催者の中島さんに併せた形で行われたので、当たり前といえば当たり前なんですが。