evernoteを使い込むにはどうしたらいいのか、ということで本を買いました。今日ご紹介するのは「evernote情報整理術」。
結論から書くと、ライフログとしてevernoteを活用したいと考えているのであれば、一度読んだ方が良いです。
インプットに関する情報が豊富
この本のテーマは、第2章のタイトルに書かれている通り「全方位からevernoteに情報を収集しよう」です。第1章の前段から始まり、第2章はインプットの仕方、第3章から第5章はその情報の活用方法について書かれています。僕がもっともなるほどと思ったのは第2章。どうやって情報をインプットするか、です。
evernoteのiPhoneアプリからは、テキスト、写真(カメラ)・ボイスの3種類がインプットの対象となっています*1。しかし本書で紹介されている内容は、さらにそれ以外の場所からも情報をインプットすることを提案しています。具体的には
- Twitterのつぶやき
- ブログ更新情報やfoursquareなどのRSSフィード
- Scansnapからのスキャンした情報
- webクリップ
を挙げています。
ライフログとしてevernoteを利用する場合、前者2つは是非押さえておきたい内容です。リアルタイム性が強いtwitterやfoursquareの更新情報をevernoteに自動的に連携できるのは非常に助かります。あまりパソコンやアプリに詳しくない人はfeedになじみが無いので戸惑うかもしれません。しかし、基本的に連携方法をきちんと解説してくれているので、そこまで戸惑うことはないかなと思います。
活用術は参考程度にするのが一番
第3章からは活用術が色々書かれています。とはいっても、この辺は使えるところをつまみ食い、という形で少しずつ取り込んでいくのが良いと感じました。いっぺんに全部やろうとするとパンクします。GTDについてはNozbeなど別のツールもあるので、使ってきて慣れてきたら、また別のやり方を少しずつ取り入れて行った方が確実に身に着けられそうと思いました。
すぐに使えそうなアイデアは「人名をタグにしてその人についての情報を網羅する(写真とか)」「癒しタブを作って、和めるノートを見返す*2」でしょうか。両方とも効果がすぐに表れるので良いです。
evernoteを育てていくという発想
例えば、パソコンを使いこなせている状態はどういう状態かというと、パソコンを使ってやりたいことができている状態を指します。同様に、evernoteを使ってやりたいことが出来れば、それはevernoteを使いこなせていることになります。evernoteが難しいと思うのは、evernoteで何が実現できるかが見えにくいことでしょう。その点については、本書を読めばある程度は見えてくるのでガイドラインとして良書だと思います。そして、最終的にはそこを離れて自分なりの活用方法を編み出していく。守破離の精神ですね。まず「守」を行うための第一歩として、本書を活用することを薦めます。
それでは、また。