立川シネマシティで映画を見てきた。
一番の目当ては極上爆音シン・ゴジラ。ただ、立川はあまり近くないし、せっかく行くのであれば他にも映画を見てみよう、と思い立ち調べてみたら面白そうなのがあったので、まとめて予約した。結果、4本見た。
1本目「シン・ゴジラ」。
前評判通りの出来。ゴジラに対して日本という組織が戦う映画。組織や官僚の面倒臭さと優秀さがよく出ていて、弛みが全くなかった。各人物の背景や細かい人物エピソードが無かったのも良い。一般的に要らない、という意味では無く、「シン・ゴジラ」には要らない。余計なものを極力削ぎ落としてゴジラとの戦いを見せるという意味では、マッドマックスに通じるものがある。
2本目「ゴーストバスターズ」。
1984年に作られた映画のリメイク。オリジナルは未見だけどテーマ曲は知っている。
こちらはうって変わって、はみ出し者がゴーストを退治する映画。こういうのは、はみ出し者エピソードとかバカバカしいギャグとかふんだんに盛り込んで、ポップコーンでも食べて笑いながら見るのが良い。シン・ゴジラの後だったからか、少し中弛みを感じてしまったのが惜しまれる。でもよく出来てる。ある意味シン・ゴジラとは対局にある映画だと思う。
ところで今回のリメイク版は、主人公4人を全員女性に変えている。そのことをきっかけに、アメリカで批判が起こりひどいところではゴーストバスターズが上映できない事態にまでなっていることを知る。
ゴーストバスターズみたいな事態を現実に起こしてどうする。
主人公を女性に変えたことの是非は置いといて、少なくとも初めて見たゴーストバスターズとしては何の問題も無く楽しめたことは書いておく。
3本目「野火」。
第二次世界大戦中のフィリピン戦線が舞台。肺の病気にかかった田村一等兵が舞台を追い出され、野戦病院に入院を拒否され、山野の中でサバイバルする物語。
とにかく日本兵をはじめとして、登場人物が全員怖すぎる。日本兵は暴力を振るったり脅したりするのが当たり前、映画の中の目線が田村一等兵と同じになっているので、フィリピン人は油断ならない敵に見える。さらに極上爆音なので、銃や爆撃の音が凄まじい。すごい迫力。
あまりに迫力があり過ぎで、途中気持ち悪くなってしまい、終演後の塚本監督のトークショーを諦めて退席した。迫力あるかなと最前線を予約したのが裏目に出てしまった。
4本目「ガールズパンツァー 劇場版」*1。
ガルパンはいいぞ。*2
シネマシティに併設されているカフェでピザ。
交通費をかけたく無いから1日集中して観てみたけど、なかなか良かった。月一ぐらいでやってみても良いかもしれない。