今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

Jazztronik「Now」を目を閉じて聴いてた

  Jazztronikのアルバム「Keystone」のM-1 「Now」。

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  Jazztronikの女性ボーカルはハズレ無しと思ってるのだけど、この曲はJazztronikの新境地と言ってもいい。ボーカルのすみれも良く、これから始まるアルバムの広がりを予感させる曲。

 

 ところで、少し疲れて目を閉じてこの曲を聴いていたのだけど、瞼の裏に様々な風景が浮かんだ。小さな雲が早く流れる青空、星の瞬き、大聖堂の光、暗い海辺の灯台、などなど。どれも自分が勝手に思い浮かべた情景で、前述のミュージックビデオとは何の関係も無い。

 

 音楽を聴く時は、何かの作業をしながらということが多い。本を読んだり、ブログ記事を書いたり、家事をしたり。音楽は「BGM」としての役割を求めている*1

 それが、目を閉じて「音楽を聴くこと」だけしていると、なんだか今まで聴いていた曲とは違う感触を受けた。曲に合わせて情景・感情が浮かび上がり、瞑想にも近い感覚があった。「読経は音楽的」という話を聞いたことがあるけど、西洋でも賛美歌など宗教的なものが音楽と結びついていることを考えると、それほど不自然な話でもない。音楽は宗教的であり、自身の内面と密接に関わることのできるものなのだろう。

 

 いままで音楽をBGMとして使っていたが、何かの折に触れて目を閉じて聴こうと思う。

*1:多分、このこととゲームミュージックを好むことは繋がっていると思う。