今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

改めて、Twitter実況中継で気にかけていることのまとめ

※この記事は以前に書いた記事のリライトです。

 

  たまにIT系のイベントで、イベント内容をTwitterで実況中継することがあります。ありがたいことに評判は良いのですが、実際に自分がどんなことに気をつけて実況中継しているか、ということを以前まとめました。

townbeginner.hatenablog.com

 

  ただ、今改めて記事を読み直してみると、もう少し説明が必要だったり、内容をアップデートする必要があると感じたので、改めて実況中継のポイントを整理しました。

 

 

1:事前に登壇者のプロフィールを調べておく

  イベント登壇者のプロフィールや話す内容は、大抵イベントページに記載されています。また、イベントの最初で、登壇者は自分のプロフィールや手がけているサービス名を話すことがほとんどです。それであれば、事前にその方のプロフィールがわかるURLやTwitterアカウント、手がけているサービスのURLを調べておいて、登壇者の自己紹介中に話題が出たら、

「○○さんが話しているサービス「△△」のURLはこちら。」

  と案内をすると、あとでTogetterやブログ記事としてまとめる際も楽になります。実況中継は、その人の発言を記載するだけでも意外と大変なので、何かを調べる時間はあまりとれません。それであれば、その人が案内しそうな内容を事前に調べておくことです。細かいけども確実に楽になるTIPSですので、ぜひ試してみてください。ちなみにこの手のツイートは登壇者の方がエゴサーチなどで発見してリツイートしてくれることも多いツイートです。そういう意味では、登壇者にとってもありがたいツイートなのかなと思っています。

  これの派生として、ツイートするとあらかじめわかっている内容は、その時にその場で打つのではなく、事前に用意しておくことができます。具体的には、

  • 「続いては○○株式会社の○○さんの登場です!」
  • 「○○さんのLT、終了しました。ありがとうございました!」

  という最初と最後のツイートは(その場で状況を踏まえて多少アレンジはするかもしれませんが)、用意しておいて損はありません。ちょっとした工夫で手間を減らせるので、試してみてください。

 

2:ハッシュタグは固定してツイートできるようにしておく

 実況中継していると、ハッシュタグを常につけてツイートすることが多いです。その場合、固定でハッシュタグをつけておくと連続してツイートがしやすくなります。

  例えばTwitterのPC版では、検索でツイートするときのハッシュタグを検索しておいて、

f:id:TownBeginner:20190618221124p:plain

この状態で右上の「ツイート」ボタンを押すと

f:id:TownBeginner:20190618221128p:plain

  ハッシュタグが自動的に付加されます。これでハッシュタグをつけるための入力を省略することができます。スマホや他クライアントソフトにも似た機能はあるはずですので、実況中継をする場合は是非確認してみてください。

 

3:内容をひとかたまりで取れるのであれば、短くてもいいのでツイートする

  「Twitterは140文字まで」という字数制限がありますが、だからといって140字をフルに使わないといけないということはありません。むしろ140字目一杯使おうとすると、字数をオーバーし、編集している間の実況ができなくなってしまう、ということにもなりかねません。なので、あくまで内容ベースでツイートをし、100文字ぐらいで収まるのであればそのままツイートしてしまいましょう。その後に内容が追加・補足されたら、その直後に後追いでツイートしても間に合います。

 

4:順接・逆接は必ず拾う

  前項で、「その後に内容が追加・補足されたら、その直後に後追いでツイートしても間に合います」と書きましたが、その場合の注意点です。「けれど」「だから」と講演者が説明する場合、その順接・逆接は必ずツイートに含めるようにします。連続ツイートとはいえ、ツイート一つ一つは独立したツイートです。そのため、細切れになった各ツイートは、単独だと意見が急に反転したり要旨がわかりにくくなることがあります。それを防ぐために順接・逆接を含めます。単独で該当のツイートを読んでも、「けれど」があれば該当ツイートと関連するツイートがあるという目印にもなるので、誤読もある程度防げるでしょう*1

 

5:発言者の発言内容と自分の意見・感想は必ず見分けがつけられるようにする

  実況中継していると、場合によっては補足や反対意見をつけたくなることがあります。その場合は、必ず「登壇者が言ったこと」とは見分けがつけられるようにしておきます。

 

  書き方はどのような方式でも構いせんが、

  • 発言者「〇〇という~」【補足すると~】

  というように、一貫した書式で見分けがつけられればOKです。前項と同様、誤読を防ぐためです。実況中継として登壇者の発言をツイートしているのであれば、登壇者の発言や状況描写と違うものをツイートするときは混同させないように注意しましょう。

 

6:写真・ビデオ撮影は効果的だが、撮り過ぎないように注意

  映し出されたスライドや商品・サービスのデモは写真・ビデオにぜひ取りましょう。画像のインパクトは高いです。ただし、実況中継の際はあくまで補助的な位置づけとすべきです。なぜなら映像のインパクトはバズっても、登壇者が何を言いたいのかを必ずしも正確に切り取れるとは限らないからです。製品・サービス紹介であればスクリーンショットでも良いのですが、LTなど紹介や経緯などの登壇者のトークがあるものは、実況中継はそのトークを拾う方に注力すべきです。

  ただし、本項は

  • バズりやすりしそっちを狙ったほうが多くの人に見てもらえる
  • トークが早くて拾えないことも多いからスクショで取ったほうが伝わる

  などの反対意見ありますし*2、これらの反対意見ももっともだと思うので、当項は主義というかポリシーに近いです。私があまりスクショ的な文化が好きではない、というのもあるのかもしれません。

   

7:自分の意見はtogetterへのリンクを貼った上でブログに書く

  イベントレポートを書く際、もし実況中継をしていたらtogetterなどでまとめることもあると思います。その場合、実況中継を終わった後に意見を書いてまとめれば一緒にできると思っていたのですが、意見を書く場合はブログに書くほうが良いと考えを変えました。理由は以下二点です。

  • Togetterは実況中継がメインで、分量が多いと最後まで読んでくれない
  • Twitterで細切れに書くよりブログの方がまとめやすい 

  意見・感想を言うことは良いことですが、それをやるのであれば改めてブログを起こしてキチンと書いたほうがまとまるし、結果として読まれます。togetterは熱量を感じたり登壇者+Twitter上のやり取りがあったりすると便利ですが、それ以外のことを目的とするならば、フィールドを変えて書いたほうが効果的です。 

 

  改めてTwitterの実況中継のノウハウを言語化してみましたが、自分でもできていなかったりすることがあるので、堅苦しく考える必要はないと思います。とはいえ、これらのことを守った上で実況中継を行えば、質は上がるし、他の人にとっても有益な情報にできるんじゃないかと考えています。

 

  良いTwitter実況中継ライフを。 

*1:あくまで「ある程度」。一部分を拾って誤読される可能性はありますが、そこは割り切っています。

*2:まあ、これに限らず、これまでの意見で反対意見はあると思いますが…。