午前中はプールに行って泳いだ。1.2キロ。
東京都の感染数が200人を超えた。6月から通っているジムが再開されたか、いつ緊急事態宣言が出て再び通えなくなるかわからない。だから、できるだけ今のうちに通い、少しでも体を鍛えようと考えている。ただ、過去の報道でジムから感染者が出ていると考えると、まだ感染リスクの低いプールの方がいいのではないかという思いもあり、しばらくはプールで体を鍛えるつもりでいる。もともと水泳は(あくまでスポーツの中では、という但し書きはつくものの)嫌いではない。身体としても、瞬間的にキツイ筋トレよりは、マラソンや水泳などの持久力を必要とするスポーツの方がおそらく向いている。だから、これで良いのだと思うことにする。ただし、筋肉がついてしっかりしたプロポーションができあがるイメージをつけずらいので、念のために腕立て伏せもしている。
昼からはオンラインによるクイズ大会。Nagaya Quiz Arenaというサイトが有ることを知る。ウェブブラウザで早押しができたら楽だろうなと想像したことはあったけど、すでに実装されているとは思わなかった。Zoomで接続しながらオンラインでクイズ大会をやるというのは、コロナ禍ならではの遊び方だと思う。
僕は高校と大学でクイズ研究同好会に所属をしていたが、それほど強い部類ではなかった。そのこともあり、卒業して社会人になってからあまり積極的にクイズには関わってこなかった。社会人になってからも、ゲームセンターのクイズゲームや社会人サークルにたまに顔を出して遊んでいたが、私事の都合が重なったり人狼やバックギャモンなど別の趣味を優先させた結果、クイズをやる機会は少なくなった。
しかし、最近になってクイズ界隈の有名人が謎解きや人狼について言及したり、実際に遊んでいる様を見るようになった。Youtubeや地上波でもでクイズ王が出演するなど、明らかにクイズ界隈での有名人の露出が増えており、クイズ界隈の勢いが増していると感じる。それに伴い、趣味の人狼界隈で再びクイズが流行りだしてて、ここ最近はお誘いを受けて参加することが多くなっている。クイズに興味を持ち出したのは「アメリカ横断ウルトラクイズ」からだから、30年以上はクイズに関わっていることになる。あまり強くなく、もうやることはないのだろうなと思っていたが、「縁」というものの不思議さに唸っている。
主催のたかいさんによるクイズ大会の形式はラウンドごとに形式が変わるクイズ。基本は早押しクイズだけど、多答クイズやボードクイズなど、バラエティに富んでいた。押し負けることも多かったり、知識自体が足りずに答えられない問題も少なくなくブランクを実感した。しかしそれでもなんとか食らいついた結果、最後はペアプレイの相方によるラッキーパンチに助けられて、優勝できた。
実は涙が出るほど嬉しかった。
30年以上続けていたクイズ大会で優勝できたのは、これが人生で初めてだったからである。
高校と大学でクイズ研究同好会に入っていたのは、クイズがやりたかったから以上に、友達が欲しかったからだった。趣味が合えば、友達が作れるのではないか。クイズが強ければ、友達が作れるのではないか。僕にとってクイズは、自分以外の他人とつながるツールの一つだったのかもしれない。
しかし結局、僕はクイズで友達をつくることはできなかった。僕はクイズが対して強くなかった。僕はそもそも友達の作り方を知らなかった。クイズは大した実力もなく、強いクイズプレイヤー同士が仲良く話しているのを遠くから見ているだけだった。僕にとってクイズとは、楽しいは楽しいけどモヤモヤした気持ちが残る遊びになってしまった。
そういう意味では、僕はクイズをそこまで好きではなかったのかもしれない。実際、今はもうバックギャモンや人狼の方に時間を割きたい思ってしまっている。それでも、真剣に楽しくプレイして初めて「優勝」という結果を出せたことで、ある種の気持ちの供養ができたことは事実である。
今後クイズをプレイする時は、また新たな気持ちでプレイができると確信している。
クイズ大会が終わった後のオンライン飲み会の様子。Groin Groinで買ったローストポーク、銀河高原ビール、野菜の蒸し焼き、スライスチーズなどを揃えた。人生初のクイズ大会優勝のお祝いだとばかりに、豪勢なローストポークを買った。オンラインの飲み会はテイクアウトできるものや自分で調理できるものなど、おつまみは限定されてしまうものの、いろいろな店から持ち寄れたり、自分のペースで飲み食いができるので、今のところは対面の飲み会より満足度が高い。
ローストポークは本当に美味しかった。一番高い値段のローストポークはまあまあいい値段がしたけど、また食べる機会が作ることができたら良いなと願っている。