今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

落穂拾い・あんかけ焼きそば

  なんでも良いのだけど、見たこともない革新的な概念や製品を発明したり考案したり、というのは自分にはあまり向いていないらしい。革新的なモノを作るというのは、最初のアイデアはせいぜい1%で、それを実現するための残りの99%は、人間関係の調整(「政治」というのはそういうことだと思う)、物資調達、資金調整と「ヒト・モノ・カネ」のあらゆることを何とかするために費やされる。革新を起こす時は、この99%の作業が段違いにしんどい。

  対して、何かを維持する、改良するといったことは、人によっては退屈極まりない作業らしいけど、自分には意外と合っているらしい。何かを理解するのに時間がかかるのから、長い付き合いをしないといけない仕事の方が良いというのは、確かにそうだ。

  以前、古いCOBOLで書かれた銀行システムを保守する人を「墓守」と揶揄する記事を見たことがある。当時は墓守になんて冗談じゃないと思っていたけど、今は墓守として生きるスタイルも理解できる。もっとも、墓守として生きたいかと言われたら、首を縦に振ることはまだできないけど。

  そんなことを仕事中に考えていた。イノベーションは素晴らしいけど、イノベーションを執拗に追い求めるのは良くも悪くも病的だと思う*1

 

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  仕事終わりに浅草橋・水新菜館のあんかけ焼きそば。

  何回も通っているけど、食べログを見るまであんかけ焼きそばがメインだと知らなかった。確かに美味しかった。五目系の料理、海老とかうずらの卵とか、嫌いなものが少なくないので敬遠していたんだけど、ここのあんかけは美味しいからまた食べたい。

 

*1:病的であるくらいでないと、イノベーションは起こせないのかもしれない。