今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

イベントの記憶のとどめ方

  イベント・出来事があった時、大抵の場合それに付随するモノやヒトが思い出として生まれる。例えば、アーティストのコンサートツアーで売られているTシャツなど、「その時間のために作られたこと」が分かるもの。その日に初めて出会って仲良くなった・喧嘩したという関係性。イベントはヒトとモノに様々な属性をもたらす。

  そのイベントのために作られたものは、公式にイベントの象徴として扱われる。けれど、そのイベントのために作られたわけではない、たまたまそこにあったものがイベントの象徴になることがあって、それは、そのイベントの当事者にそれだけ鮮烈な印象を与えたのだなと思う。

 

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  山形県鶴岡市の銘菓「古鏡」。人狼ゲーム中、ひょんなことから、僕はこれを村人チームへのお祝いとして配り始め、処刑され、村は滅んだ。その場に居ないヒトには何のこっちゃわからないけど、参加者にとっては、ずっと忘れない、好プレーと珍プレーが同居するゲームになった。

 この先、古鏡を見つけたら、このことを肴にしながらお茶を飲み、古鏡を齧りながら記憶を噛みしめるのだろうな、と思う。人狼をやりながら、あるいは自宅でチビチビ作業をしながら。

 

  そんなことを今日は考えていた。

  そういう日、そういうモノはこれからどれだけ増やすことができるのだろう。