マシュマロチャレンジをやった。
マシュマロチャレンジは、TEDで英語を勉強していた時*1に以下の動画を見て知った。
トム・ウージェック「塔を立て、チームを作る」。
6,7分程度のそんなに長くない動画なので、一度視聴することをオススメする。
パスタとテープと紐とマシュマロを使って塔を立てる「マシュマロチャレンジ」。塔の頂点にマシュマロを乗せるというルールさえ守れば、どんなふうに作っても良いというルール。
動画を見たことはあっても実際に建てたことはなかったので、チーム内で話し合いながら作っていく。気をつけたのは、
- うまくいくかどうか分からなかったら、とりあえず試作品を作る
- 試作品は必ずマシュマロをてっぺんに載せた状態で作る
の二点。
同僚が「輪っかを作り、そこに3本の棒を通せば理論的には立たせることができると聞いたことがある」と言い出した。私はすぐに賛成し、試作品を作ることチームの合意をとった。スティッキーをやってて良かったと本当に思った。
スティッキー理論で輪を作りパスタを通しマシュマロを乗せるが、土台が不安定でしなる。
ということは、土台を安定させれば立つのでは。
土台に三角形を作り、パスタを支える。
塔が立った。
しかし、時間終了直前でしなり倒れそうになる。足元が弱いせいだ。
だとしたら、足元を強化すれば立つのでは。
結果。
77cm。4チーム挑戦中、唯一の成功。
プロトタイプを作ってまずいところを改良することの繰り返しを行い、塔を立てることができた。動画こそ見ていたが、具体的にどうやって建てたかは調べていなかったので、できたのは素直に嬉しい。「マシュマロを乗せた状態で作る」ということをやったけど、ゴールを見据えた状態を保つことが重要だったのだと思う。
ちなみに、2回めのチャレンジは失敗に終わった。
1回目の成功を踏まえて、「同じように」土台を強化すればもっと高くできると思ったが、残念ながらうまく行かなかった。別のチームは、1回めの我々のチームのやり方をベースに、別の方法で土台を強化した結果、より高い塔をうまく作ることができた。
成功体験が、足を引っ張ることもある。
マシュマロ・チャレンジはとても面白かった。未チャレンジの人はチームで是非挑戦して欲しいと思う。写真に載せた型以外にも、たくさんの塔を立てる方法がある。どうやってみんなで合意形成をして、塔を立てていくか。チームで物事を進めるにはどうしたらよいか、未知の領域に挑戦するにはどうしていけば良いか、それらのエッセンスが詰まっていることがよく分かる。
*1:おかげで、TEDで英語を勉強することの楽しさを思い出せてよかった。早速今日から再開している。