沖縄に行ってきた。
ホテルから見る風景は見晴らしが良く、これだけで気分が晴れた。
観光でリゾート地を訪れることの意味がピンときていなかったのだけど、訪れてみて、リゾートというのは非常に身体的な娯楽なのだということが分かった。スキューバとかのマリンスポーツやゴルフ・バーベキューなどのアウトドア活動はオマケのようなもので、本体はリゾート地特有の気候や景色なのだと。熱帯植物が茂る道路を歩きながら海を眺めているだけでも、心が少しずつクリアになっていくのがわかった。
場所も含めて強引に環境を変えること自体に価値があった。「都会の喧騒を離れて」という言葉は手垢のついたフレーズだと感じててあまり好きではなかったのだけど、実際に物理的に離れてみて思うのは、確かに「都会の喧騒を離れる」ことに魅力があると言わざるを得ない。
夕暮れの景色は、1人で見た。
1人で夕暮れの海の景色を見た記憶はない。
1人でどこへでも行けると思っていたけど、それは「行こうという発想が出ない限りはどこへも行けない」ことの裏返しでもあるのだと気付いた。
今度はどこに行こうか。
1人で考えることは、意外と制約があるらしい。