今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

コロナ騒動の最中何をしていたかという記録を兼ねてのただの日記

  朝8時からビルの水道管工事の立ち会いがあることを忘れて二度寝してしまう。ギリギリで起きて工務店の人に挨拶をし、工事を開始してもらう。工事中は階段が使えないため、今日は1歩も文字通り外に出られない。とはいえ、必要な買い物はもう済ませているので外出する必要は無い。そもそも今日は1日中読書かゲームのどちらかをすると腹に決めて過ごすつもりだったので全く問題なし。

  顔を洗いヒゲを剃り、身支度を整えて朝ごはんを食べる。ヘルシオホットクックがあったおかげで毎食のクオリティーが上がっている。去年の年末に買ったけど、結果的に大正解だったと、じゃがいものポタージュを飲みながら悦に浸る。 

  今日は1日中ゲームをすることに決めた。 プレイするゲームはデス・ストランディング。

 

【PS4】DEATH STRANDING

【PS4】DEATH STRANDING

  • 発売日: 2019/11/08
  • メディア: Video Game
 

 

   デス・ストランディングという現象が起きた結果、荒廃・分断されてしまったアメリカを「物資の配達」を通じて再度繋がりを築こうとするストーリー。登場人物のほとんどは、ホログラムを通じて現れる。直接的に人と会う場面が殆どないのは、アフター・コロナの世界と言われてもしっくりきてしまう。コロナとリンクしてしまったのは全くの偶然だけど、それだけに本作のテーマとなっている「適切な繋がりとは何か」がより鮮明に見える。

  メインストーリーはエピソード6まで進んでいるけど、メインのストーリーを進めるばかりであまり寄り道をしなかったので、今日は寄り道も含めて好きなようにプレイする。これまで復旧をしてこなかった国道の復旧、コレクターやカイラル・アーティストなど僻地にいて配達任務をこなさなかった拠点へのUCA加盟(新しい連合のようなもの。これに加盟することで「繋がり」ができて、他のプレイヤーが作ってくれた「橋」や「充電塔」といった建造物を利用できるようになる)を進める。 国道を作るには金属やセラミックといった物資が大量に必要になるので、配送センターにある物資を提供してもらい、国道復旧地点までトラックで、トラックで行けない山岳地帯は文字通り重い思いをしながらせっせと運ぶ。

  アイテムをある地点からある地点まで運ぶだけというクエストは、RPGでは「おつかい」とも称され退屈の代名詞になったりするけど、本作はその「おつかい」自体がゲーム性と密接に絡んでいて大変に面白い。物資を運んで国道を復旧させたり、テロリストから物資を奪われないよう応戦しながら配達を繰り返すうちに、現代の物流というものがいかに高度なものなのかと実感する。

  本作では、荷物の包装はおろか中身まで傷つくことがしょっちゅうだ。でも、届けてくれたひとは「これくらいなら大丈夫」「大変だったろうに、よく運んでくれた」と感謝している。物流が壊滅している状況だからだ。今のところ物流は維持できているが、もう限界を迎えているという話は、コロナよりもずっと前から経済誌などで特集記事が組まれているレベルで深刻だ。

  自分になにかできることがあればいいのだけれど、とIT業界にいる一人として思う。せめて宅配のお兄さんには感謝しよう。

 

ゲーム中に

(待てよ、音声入力ならゲームをしながらブログ書けるじゃん)

  と思い立ち音声入力でブログを書いてみる。まさにこの記事である(もちろん一部は音声入力後、加工している)。もしこれがうまく書ければ、仕事をしながらブログを書けるじゃんとテンションが上がる。やっぱり在宅勤務は素晴らしい。

  来週は音声入力を駆使する週間に決まった。 

 

  ゲームを進めつつ昼ごはんの事を考える。米は冷凍してあるやつを使うとして、豚肉とキャベツが余っていたので、ホットクックで豚肉の生姜焼きを作ってみることにする。豚肉に片栗粉をまぶし、キャベツを細かく刻み、ホットクックに入れて、醤油、砂糖、すりおろした生姜、酒を入れて回鍋肉と同じ要領でスイッチオン。

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  キャベツはしんなりしているけど、芯まで熱が通っていて美味しい。豚肉は焦げ目が少しつくくらいまでしっかり焼き上げた方が好みではあるけど、手間を考えたらこの豚肉の生姜焼きも充分選択肢に入る。めんどくさくなったら、肉と野菜をとにかく刻んで、タレを入れてホットクックでやれば大体なんとかなる。覚えた。

 

  14時、配達が来る。 『台湾料理専門店 長崎 老李』から注文していた冷凍水餃子と角煮まんが届く。もちろん包装も問題ない。配達のお兄さんにいつも以上に心の底から礼を言い感謝をしながらサインをして荷物を受け取り、冷凍庫にしまう。そういえば、こういった冷凍食品の需要が高くなってるけど、人と会わなくなったからニンニクの匂いとか気にしなくて良くなり、餃子の売上は相対的にさらに上がっているのだろうか。

  ともあれ夕飯は水餃子にしよう。

 

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配達の結果をコレクター(どうみてもファミ通浜村氏)から「殿堂入り」と評価された場面。

  都合10時間プレイした結果、1度毒ガスでゲームオーバーになったものの、国道を6箇所復旧させてコレクターとカイラル・アーティストもUCAに加盟いただく。メインストーリーはエピソード7の序盤まで。ネタバレになるからあまり書きたくないけど、いよいよこのデス・ストランディングの世界の全貌が明らかになりそうで楽しみにしている。

 

  ゲームを終えて予定通り水餃子で夕飯を食べる。皮と肉のバランスがとても素晴らしい。今のところ、自宅で食べる水餃子は焼き餃子を茹でたものにポン酢とごま油を軽くかけるというのが1番好きなんだけど、ここの水餃子は皮がモチモチしてて変に厚すぎないのでとても良い。冷凍水餃子としては、今のところ1番好き。


  予定通り1歩も外に出なかったが、はっきりと今日1日は本当に楽しかった。全力でゲームをしていた。よほどのことがない限り、僕には暇という時間はもう訪れることは無い。コロナのせいで1歩も家から外に出られない今は、別に暇じゃない。今日は絶対に1日中ゲームをやると決めていたし、ゲームは断じて暇つぶしじゃない。とにかくゲームの世界に没頭したいし、一歩でも戦術・戦略を身に着けたいし、楽しい気分を味わいたい。

  20年前の大学時代、どこにも行くあてがなくて、ただゲームをやるだけだった。その時と状況的には全く同じなのに、気分から姿勢から何から何まで違うのは、考えてみたら不思議ではある。明日は何をすればいいのか。そしたら何が起こるのか、自分のやっていることは他の人と比べて間違っていないか、この後大変なことになりやしないだろうか。

  昔もわからなかった。今もわからない。

  そして、昔はどうしようもないと諦めて何もできなかった。今は仕方ないと思い、とりあえずゲームをしてるし本を読んで書物をしている。20年前はうまくいくプランが全く想像できず、身動きが取れなかった。20年間で変わったとしたら、あまり希望が持てない場合の戦い方を身に着けたことがある。希望が無いなら無いなりに、防衛戦をやるだけだ。もちろん満足のいくものでは無いけど、それはそれで1つの立派な戦術だ。希望が1%でもあって、特に必要がなければ別にそれを0%にする必要は無い。じっと待って、準備をするだけ。「好況時には倹約を、不況時には投資を」というのは経済界でたまに聞かれる言葉だけど、実際のところは経済界に限らない話ではないなとも思う。

 

  ここまで書いて、この考え方が明確になった地点はどこだろうと思い返した。間違いなくバックギャモンだ。エースポイントゲームは負ければほぼギャモン負けだが、勝率は実はそんなに悪くない。レースで遅れていても、アンカーを5ポイントに作れば勝率は40%位はある。

  不利になったら防衛戦で粘る。心理的には、敗残で逃げ惑う兵士ではなく、攻撃するチャンスを待つ狙撃手。改めて心に留めておく。

  明日も工事のため1歩も外に出られない。というわけで明日も家で何かをする。今度は積んである本を読もうか。