今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

2020/04/29 ずっと観ていなかったキングスマンを観る

  今日は何をしようか、全く考えていなかったことに気づく。勉強するかゲームをするかと思ったけど、ふと、今までちゃんと観ていなかったDVDなどがあることに気付いた。いい機会だからちゃんと観ようと思い、Blu-rayディスクを買ったものの一度も観ていなかった「キングスマン」と「キングスマン・ゴールデンサークル」を観る。 

キングスマン(字幕版)

キングスマン(字幕版)

  • 発売日: 2015/11/25
  • メディア: Prime Video
 
キングスマン: ゴールデン・サークル (字幕版)

キングスマン: ゴールデン・サークル (字幕版)

  • 発売日: 2018/03/14
  • メディア: Prime Video
 

   007に代表される、いわゆる「スパイ映画」は実は1度も見たことが無く、劇場で観たスパイ映画はこれが初。随所の傘やライターなどの小道具が変形して武器になるハチャメチャなアクションシーンとサウンドが非常によくマッチしており、全く見てて飽きなかった。ジャンルは全く違うけど、アクションを観る楽しさという意味では、ジャッキー・チェンや少林サッカーのような感覚を覚えた。

 

  ストーリーはどちらも単純明快ながら、特にゴールデン・サークルは「酒と麻薬」についてのテーマで、「麻薬組織を倒してめでたしめでたし」というより、「何を善の嗜好品・悪の嗜好品とするかという闘争劇」とも観えた。もし普段飲んでいるお茶やコーヒーが、悪と糾弾されて死に至るウイルスを混入されたら、間違いなく自分はアウトだ。そう考えると、ドラッグをやっていた大統領側近の「善良な市民」というのは、「完全無欠の清廉潔白な市民」という意味にはならなくなる。誘惑があったらなびかざるを得ない、どこにでもいる市民になる。

  キングスマンは、どこにでもいそうな「エグジー」という市民を「紳士」に仕立てる組織として描かれている。

  キングスマンは、市民の味方だ。

 

 

  そういえば、キングスマンではバレンタインがマクドナルドをハリーにご馳走し、ゴールデンサークルではポピーがハンバーガーを作っている。ハンバーガーも庶民に馴染みの深い食べ物だが、こちらは悪の象徴になっている。ハンバーガーは食べないというイギリスとアメリカの対立軸とも読める。この辺、もう少し考察すると面白そうなので、またキングスマンは観ると思う。そもそもこういった考察を抜きにしても、純粋にスカっとする映画なので。