6月になり緊急事態宣言が解除されたことを受け、通っていたジムから営業再開の連絡が来た。自粛期間中、自宅で腕立て伏せをしたり公園で懸垂をしてはいたものの、どうしても継続的な習慣にできなかったという焦りもあり、迷まず行くことにした。
ただ、ジムは感染クラスタとして報道されており、飛沫感染しないよう細心の注意を払わなければならない。自衛策として、
- 利用するのはプールだけ(プールは殺菌されているのでリスクは低いと考える)
- 大浴場の利用は諦める(感染リスクが読めない)
以上二点を守って利用することにした。
雨が降っていた。そういえば今日から6月でもう梅雨の季節かと少しテンションを落としながらジムに向かった。
ジムの入口では、スタッフがフェイスガードマスクを着用し、カウンターにもビニールシートが垂れ下がっていた。スタッフに非接触型の体温計で体温を測ってもらったが、なぜか認識してもらえずエラー。結局普通の脇に挟むタイプの体温計で温度を計った。36.4度、問題なし。会員証のカードをかざして入室。
ロッカーはあまり人がいなかった。ロッカーを1つ開けて利用する旨の注意書きにしたがってロッカーの端から3番目を利用。
プールの混み具合は、これまでの時間よりは少ない印象。1レーンに1人ずつぐらい。いつものメニューとして、まずは水中ウォーキング100メートルスタート。いつもはウォーキングのレーンに人がいることが多く、距離を調整しながら歩いていたけど、幸い今日は誰もいなかった。安心してウォーキングを行う。快適以外の理由でレーンに人が居ないことを喜ぶ日が来るとは思わなかった。
予定通り水中ウォーキングを100メートルこなし、スイム用レーンに移る。あいにく人のいないスイム用レーンが無かったので、前の人とぶつからないよう、かつ同じタイミングで端に行かないように、慎重にペースを保ちながらクロールで泳ぐ。最初こそ200メートル泳げたけど、それ以降は50メートルしかで1セットしかできなかった。やはり体力が衰えているなとショックを受けつつ、ジムが再開されたんだから体力を取り戻してやるという意地にも似た感情を抱いて、合計1キロを泳ぐ。
セット終わりの息継ぎは、エアロゾルの飛沫を恐れ、コースロープフロートのジョイント部分近くの排水溝に向かって呼吸を整えた。どれくらい効果があるのかはわからない。
クールダウンとして再び50メートルの水中ウォーキングを行い、ストレッチをしてシャワーを浴びる。本当はこの後大浴場に入りたいけど、前述の通り感染リスクが読めないので諦める。
ジムから出ると、雨は止んでいた。疲労感が少し強いけど、予定通り泳げたことで心身がすっきりした。どうか、感染が爆発しませんように、このままプールに通い続けられますようにと祈りながら帰路についた。テレワークと近所のジムの相性は最高だから。
プールで泳いだ後に夕飯として食べた牛肉青唐蕎麦。蕎麦が美味しかったのはもちろんだけど、そば湯で割るめんつゆは、湿気が多くて微妙に冷える梅雨の天候にちょうど良かった。