今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

20200601-20200607 静かな時間としての通勤・移動

  緊急事態宣言の解除を受けて、街に人が戻ってきたような空気を感じている。「感じている」というのは、所属会社は引き続きリモートワークの継続を宣言しており、通勤の必要が無く、外の様子を十分には知らないからである。ただ、どうしても出社する必要があり、上長の許可を得て1日だけ出社した時、電車にいる人や街にいる人の多さは明らかに緊急事態宣言中のそれではなかった。おそらく感覚としては間違っていないのだろう。

  私はリモートワーク賛成派である。今週の出社も移動時間が本当にもったいなかった。しかし一方で、「移動中」という(多少の例外はあるにせよ)他者から邪魔されない時間がありがたかった。6月から始まったプロジェクトは期間が短く、要するに「火の車」。このような状況だが、電車で移動中は誰にも邪魔されず、仕事内容の整理をしつつKindleで「ダイの大冒険」を読んでいた。これが息抜きになり、出社、帰宅した後の仕事(!)がスムーズに進んだ。

  このことを思うに、リモートワークは隙間を意識的に入れてやらないとパンクしてしまうらしい。息抜きとしての時間は、予定表にブロックとして入れてやらないと調整が追いつかなくなってしまう。事実、上長との打ち合わせで、上長が打ち合わせだらけで頭が追いついていなかったり、別の打ち合わせ内容と勘違いして混乱していた。

  「会議室を移動する」といった、どんなに小さくても「移動」という行為は、頭を切り替えるためのタスクでもあったのだと今になって思う。身体的な行為を通じて、頭を切り替えるためのクールダウンの時間が必要なのだ。移動しなくなり、移動コストを無視して打ち合わせをぴっちり入れてしまうと、頭の切り替えをする時間が無くなり、結果的に効率落ちてしまう。期限が短かったり大量の管理タスクを抱えていると慢性的にそうなる可能性は高くなる。頭が回らなくなる前に、頭を切り替えるための「静かな時間」を確保するよう動くことにする。

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  リモート飲み会での酒の肴として、久々に作った麻婆豆腐。

  麻婆丼として食べるつもりで作った。味はなかなか良かったが、肝心の米を切らしていたことに気づいたため、結局麻婆豆腐をちびちび食べながらビールを飲んだ。これはこれで美味しかった。

 

   アニメ化されると聞いたけど、そういえばちゃんと読んだことがないことに気付いて購入。ストーリーの辻褄合わせなど「走りながら描いた」と思われる構成が見られたけど、その構成を欠点にしないでストーリーのスパイスに仕立て上げているのが素晴らしいと思った。ぜひバランは大塚明夫さんに演じて欲しい。*1

*1:Wikipediaで一作目は石塚運昇さんが演じていたことを知る。石塚バランも良いけど、もう叶わないのが悲しい。