今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

ハブのNotionへ移行する、倉庫のEvernoteとのお別れ

Notionを使い始めた。

 

www.notion.so

使い始めてしばらくして、Notionが絶賛されている記事が出た。

www.businessinsider.jp

  記事内では「Notionは柔軟性が高く社内情報のハブになっている」という旨の紹介がされていたが、首肯できる指摘である。情報整理アプリ・サービスは「どのように使おうか」というところでやれることが多くて躓くことも少なくないけど、Notionの場合、とりあえず情報をストックしてビューやリンクで繋げてしまえば、それっぽく整理ができてしまう。

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Notionで作った読書記録。各ページを作るだけでギャラリービューが簡単にできる。

  記事やメモをストックできるのはいいけど、それをどうやって活用すれば良いのか有効な手段がなく困っていたので、こういった一覧整理ができるというのは大変ありがたい。

 

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料理レシピ一覧。タグと一覧のおかげで視認性が高くなっている。

  タグだけでなく、好きなプロパティを自由に設定できることも魅力的である。レーティングや各種日付を追加することで、食べログよろしく行った店や作った料理の評価も記録できるし、サイトのリンクも貼ることで出典も得られる。Evernoteを10年以上使っているが、Evernoteは何でも入れられる反面、検索・視認機能が低く「倉庫」のようなイメージがある。例えば家電の保証書のPDFのような、いざという時には参照したいけど普段は用が無い類の情報だと、Evernoteの方が適している。しかし、普段から使いたい情報は検索・視認性が高くないと不便である。そういうわけで、今後のアウトプットはNotionに溜めていく方針を取ろうと考えている。

 

  元々Evernoteが大好きだった。「とにかく情報を入れてみよう、話はそれからだ」という大雑把ながらもライフログを記録するという体験は大変新鮮で、自転車の防犯登録で自転車を買った店を思い出せなかったとき、Evernoteに放り込んでいたレシートから一発で割り出せたときには、これがライフログの力かと感動した。

 

  しかし、それ以来ライフログが力を発揮するシーンは現れていない。勉強になりそうなWebをクリップしたり、ブログに書けそうな端材を用意したり、でかけたイベントを記録したりしたが、めぼしい発見は今のところ無い。強いて言えば、自分があるところにでかけたのはいつだったかを探すのには役に立ったが、感動というほどのインパクトはない。それよりは、せっかくレシピを記録したのにいざそのレシピを検索しようとしても、「アプリが重くてアクセスできない」「検索速度が遅い」「検索結果が正確でない」など、アプリとして使い物にならないレベルになっており、ストレスを溜めることが多くなってしまった。

  一応、Evernoteに情報を溜め込むということは習慣的には続けている。twitterのツイートは1日まとめてノートを作るよう設定しているし、Swarmの連携もしている。しかし、それを見返すことは年に1回あれば良い方である。

 

  少し迷った末、僕はEvernoteプレミアムを解約した。年単位で契約していたので、4月にプレミアム機能は切れる。プレミアムを解約しても、今後不便することはないのだろう。しかしそれでも一抹の寂しさを感じる。きちんと使いこなせなかった感覚が強い。もちろんこれはアプリの問題で僕自身が何も責任を感じる必要はないのだけど、なにか使うことができなかったのだろうかと、スキャンして溜め込んだ各種書類のノートやツイートまとめを見て思うのである。