先月に引き続き大変遅くなりましたが、マンスリーレポート5月分の振り返りです。
5月は、
5月:隠者・正位置
キーワード:内省、思慮深さ、静かな暮らし、真実を求める、内的成長、今後のことをじっくり考える
でした。
5月は、これまでと少し違うことをしようと思いました。具体的には、タロットカードの内容を参考に生きるのではなく、「タロットカードの内容に沿って生きてみる」ことです。これまで数回、新年のタロット占いをしてきましたが、「隠者の正位置」はよく目にするカードでした。自分の性格と相性の良いカードだという想いも少なからずあります。
ということで、 人と交流することよりも内的成長や内省に重きを置いた暮らしをすることにしました。具体的には以下の二点です。
数学を学ぶ
きっかけは2021年1月。
会社がフルリモートに舵を切り、通勤時間が無くなったこともあり、使える時間が増えました。そこでなにか学ぼうかと思い、「キカガク」に手を出すことにしました。
もともと機械学習には興味があったものの、学ぶきっかけを掴めていなかった私にとって、ちょうど良いサイトだと感じられました。そこでまずは、無料の「脱ブラックボックスコース」を受講することにしました。
その時の記事はこちら。
記事は難しいながらもなんとかついていけているように読めますが、結局この後、ボコボコに打ちのめされました。
もともとド文系で、数学は数2・数Bまでしか学習しておらず、しかも苦手で避けていたので、微積分は微分算出の公式以外何も覚えていませんでした。線形代数学に必要な行列に至っては、数3数Cの範囲だったため、一切知識がありません。最初の「数学の基礎」は多少苦労するだろうとな予想はしていたのですが、ここまで苦しむとは思いませんでした。「全くわからない」というよりは、「いまいちピンとこない、腑に落ちない」と書いたほうが正確かもしれません。後半でPythonでプログラムを書いても、「きちんと納得して理解している、地に足がついた理解になっている」とは思えませんでした。
そんな中、あるブログを見つけました。
ド文系のエンジニアとしてずっとやっていたこと、情報工学へのくすぶりに共感しました。僕自身も大学卒業後、IT業界に何の知識もなく入りました。生き残るために何が必要になるのか正確にわからないながらも、必死で2種(基本情報技術者)やソフトウェア開発技術者試験(応用情報技術士試験)などの資格を取ってきました。「資格は役に立たない」と言われることも少なくありませんが、少なくともテクニカルエンジニア(データベース)までの知識は、今の仕事にバッチリはまっており、大変役に立っています。正確に書くと、
- 課題への解決へのアプローチを考える際、前提となる知識やプロセスが身についているので考えやすい
- ある概念が現れた時の理解の補助線になる
ことが特に役に立っています。
どちらかと言えば、私は技術をベースにして仕事をしてきました。しかし、機械学習については学ぼうとしたものの、壁にぶち当たってしまいました。もし今後機械学習を理解できたとしても、さらに近い将来にやってくるであろう、新しい技術についてキャッチアップできるだろうか。
おそらく今後何か新しい技術が現れたとして、僕自身がその技術を深く理解し第一線でバリバリ活躍するという場面は、今後は現れないと想像しています。ですが、これまでずっと技術をベースに仕事をしてきた人間として、「これから出てくる技術が全くわからないから諦めて別の道を行く」という選択は、どうしても取る気になれませんでした。別の道を行くにしても、「技術が全くわからないから」という理由で向かいたくはありませんでした。
しかしそうは言っても、いま機械学習がわかっていないことを考えるに、今後も「新しく出てきた技術がさっぱりわからない」という状況に陥る可能性は少なくないでしょう。そして、そうなる理由は、なんとなく察しがついています。コンピューターサイエンスについてのベースとなる知識や、コンピューターサイエンスの元となる数学についての理解が不十分だからです。
だとしたら、そこを手当するしかない。
というわけで、面倒ながらも数学を学んでいます。幸いだったのは、以前に比べて数学を学習するためのコストが大幅に下がっていることです。具体的には、良質な教材に巡り合うためのコストが格段に下がっています。
N予備校。高校までの数学についてはここで学べます。数3/数Cにはまだ到達しませんが、いざとなったらここで高校数学を復習できるというのは、大変な安心感があります。
Youtube、娯楽系のチャンネルだけでなくこういった教育・学習系のチャンネルも充実しているとは思いませんでした。微分積分や線形代数学は大学数学レベルになるため、どこから手を付ければいいか困っていましたが、まずはここを視聴して地盤を固める、という使い方ができるのは大変ありがたいです。
リングフィットアドベンチャーをやる
抽選に受からないと買えないと噂のリングフィットアドベンチャーが、いつのまにか普通に買えるようになっていました。
緊急事態宣言が発令され、通っていたジムが営業を停止してしまいました。プールで泳ぎたかったのですが、それもままならず、どうしたものかと悩んでいたこともあり、モノは試しにと購入しました。
しかし実際に始めたところ、すっかりハマってしまいました。
1ヶ月経った時点での記録。30分程度*1のプレイで良いと思うと、全然苦にならずにプレイできました。
スクワットが累計1000回を超えると、こんな感じでお祝いしてくれます。
過去にもWii fitはプレイしていたのですが、リングフィットアドベンチャーは、運動に必要な「継続する」という面において、以下が特に優れていると感じました。
- ゲームとしての面白さ(RPG的な育成要素、スキル&アイテムコンプリート要素・ストーリーなど)
- 記録の細かい可視化(全ての種目に対して回数が記録される)
- 「クールダウンしませんか?」という問いかけ(ここで終わっていいんだと思える)
1ヶ月近くたち、腹に溝が生まれてきました。リングフィットを実施する前に自分の身体の写真を取らなかったのを後悔していますが、ともあれこれから写真も含めて記録はしていきます。体重と体脂肪率は見る限りあまり変化がないのですが、これから変わるといいなあと思いながら続けることにします。
5月は誕生月でした。例年にも増してイベントが少なく一人で過ごす時間が多かったですが、十分に自分らしい良い月でした。
6月のカードは、
6月:ペンタクルの5・正位置
キーワード:これまでのやり方が通用しない、自己不信、自信喪失、拠り所を失う、決意を新たにする
壁にぶち当たるカードです。ぶち当たるとしたら数学に関するところとしか思えないのですが、果たしてどうなるのでしょうか。
*1:これは運動時間で、ゲームのプレイ時間はだいたいこの2倍ぐらいです。