昔、プレイステーションで「アクアノートの休日」というゲームがあった。
海中を散歩できるというゲームで、そのときは特に食指が動いたわけではないけれど、なんの目的もなく海を漂ったり、魚を眺めるというのはヒーリング効果があるのだろうなと、前述の記事を読んで思った。少し前に、たまたま友人たちと水族館へ出かけたことがあり、「ぼんやりと魚を眺める」というのは、それだけでも良いものなのかもしれないなと思っていた。
ただ、実際に魚を飼うのは心理的にハードルが高かった。都合よく近所にアクアリウムのお店はあるのだが、少し調べただけでも温度管理や餌やりなどど、ズボラな僕ができるかどうか怪しく、せっかく買った熱帯魚たちが、自分のせいで死滅してしまうのはさすがに申し訳なさすぎるので、見送っていた。
熱帯魚シミュレーター「Behind Glass」
他に方法はないかなと考えていたが、「アクアノートの休日」があったんだから、それに類するゲームが他にも出てるんじゃないのかと思い至った。調べてみると案の定、海中探索などのゲームがいくつかあり、果たしてど真ん中のゲームがあった。
「Behind Glass」。文字通り熱帯魚を飼う事に特化したシミュレーターである。 https://store.steampowered.com/app/1611580/Behind_Glass_Aquarium_Simulator/?l=japanese
魚を入れて草を生やすだけでなく、壺などの置物はもちろん、土の材質を変えたり、凸凹を作る、照明を変えるといったように、自由に水槽が作れる。もちろん熱帯魚を飼うためのシミュレーターなので、温度や二酸化炭素の調節も可能だし、魚の交配までできる。ただ、一気に全部の機能を使うにはハードルが高かったので、とりあえず魚と草を入れて、土を盛り上げたりして水槽らしくしてみた。
完成した水槽。置物の中に何故か「ブッダ」とあったので遊び半分で入れてみたら思いの外マッチしてて笑った。
水槽をクリックすると、適当にズームアップしてくれたりするので見てて楽しい。
ボタンを押すことで餌をあげたり、ガラスを軽くたたいて魚を動かしたりすることができるのも気が利いていて面白い。
BGMも心地よく、最近ではディスプレイに「Behind Glass」を映し、環境音楽を兼ねて仕事中に利用している。良いソフトを買えた。温度調節や交配など、少しずつ使っていない機能を使って楽しもうと思う。
浅草ヨシカミのマカロニグラタン。
そういえば、ヨシカミでグラタンって一度も頼んだことがないなと思って注文した。一番素朴なグラタンだけど、それだけにマカロニの美味しさがよく味わえたと思う。洋食屋に初めて行ったときの楽しさは、こういうのが原点なのかもな、と、口の中を軽く火傷させながら考えた。