今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

マンスリーレポート2月分 -その成功は本当に成功なのだろうか-

2月分を書いていなかったことを完全に忘れていました。

 

townbeginner.hatenablog.com

 

2月の結果は、 

2月:カップの9・正位置

キーワード:夢が叶う、願望が成就する、成功、栄養、経済的に富を得る、社会的に認められる

 でした。

 

  2月ですが、第一感で思ったのは「2月、全然当てはまってないんじゃない?」ということでした。しかしGoogleカレンダーを見返して見ると、2月7日の麻雀大会チーム戦で優勝しているし、27日K-Highというポーカー大会では見事に2位になってお食事券をもらえています。「経済的に富を得る」にバッチリ当てはまっています*1

  麻雀やポーカーで良い成績を収めるというのはまずない話で、それなのになぜ第一感で「全然当てはまってない」と感じたのだろう、と考えました。当たり前ですが、どちらの大会も良い成績を収めたのはとても嬉しかったです。しかし、

  • 麻雀大会はチーム戦で他のメンバーが個人1位2位というダントツだったため、おこぼれをもらった感覚に近い
  • ポーカーは初心者テーブルでスタートし、ある程度チップを稼いだ状態でファイナルテーブルに行けたので相対的に有利だった

というわけで、自分の実力以上の結果をたまたまもらったという感覚が拭えないのです。

  そう考えると、自分が本当に求めている「成功」とは、成功という果実そのものだけでなく、きちんとしたプロセスを経ての成功なのでしょう。これはバックギャモンの影響だと確信しています。バックギャモンで対戦に勝ってもPR(エラーレート)が非常に悪いと、全くスッキリしません。一方で負けてもPRが非常に良いと、結果は負けで悔しくても「運が悪かったのだからどうしようもないこと」と諦めがつきます。

  「プロセスと結果両方見るけど、どちらかと言えばプロセスを重視」「結果のみ重視」どちらも一長ありますが、少なくとも今の自分にとっては、プロセスときちんと向き合うことで不確実である結果に一喜一憂しなくなったので、前者のほうが利が多いと考えています。

 

3月は

3月:ペンタクルの騎士・逆位置

キーワード:無駄の多い行動、遅延、損失、不安定な状況、計画通りに進まない、パワーを発揮できない

  もう3月も3分の2を過ぎようとしており、すでに「計画通りに進まない」がバッチリ当てはまっていることがわかってしまっています。アウトプットがあまりできておらず、仕事もまあまあ「計画通りに進まない」状態です。3月は(もう半分過ぎちゃってますが)苦境に立った場合、どう対応すべきか、がテーマになるのでしょうか。

*1:ただし株で大損もしているので、トータルで見るとマイナスです…。

ハブのNotionへ移行する、倉庫のEvernoteとのお別れ

Notionを使い始めた。

 

www.notion.so

使い始めてしばらくして、Notionが絶賛されている記事が出た。

www.businessinsider.jp

  記事内では「Notionは柔軟性が高く社内情報のハブになっている」という旨の紹介がされていたが、首肯できる指摘である。情報整理アプリ・サービスは「どのように使おうか」というところでやれることが多くて躓くことも少なくないけど、Notionの場合、とりあえず情報をストックしてビューやリンクで繋げてしまえば、それっぽく整理ができてしまう。

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Notionで作った読書記録。各ページを作るだけでギャラリービューが簡単にできる。

  記事やメモをストックできるのはいいけど、それをどうやって活用すれば良いのか有効な手段がなく困っていたので、こういった一覧整理ができるというのは大変ありがたい。

 

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料理レシピ一覧。タグと一覧のおかげで視認性が高くなっている。

  タグだけでなく、好きなプロパティを自由に設定できることも魅力的である。レーティングや各種日付を追加することで、食べログよろしく行った店や作った料理の評価も記録できるし、サイトのリンクも貼ることで出典も得られる。Evernoteを10年以上使っているが、Evernoteは何でも入れられる反面、検索・視認機能が低く「倉庫」のようなイメージがある。例えば家電の保証書のPDFのような、いざという時には参照したいけど普段は用が無い類の情報だと、Evernoteの方が適している。しかし、普段から使いたい情報は検索・視認性が高くないと不便である。そういうわけで、今後のアウトプットはNotionに溜めていく方針を取ろうと考えている。

 

  元々Evernoteが大好きだった。「とにかく情報を入れてみよう、話はそれからだ」という大雑把ながらもライフログを記録するという体験は大変新鮮で、自転車の防犯登録で自転車を買った店を思い出せなかったとき、Evernoteに放り込んでいたレシートから一発で割り出せたときには、これがライフログの力かと感動した。

 

  しかし、それ以来ライフログが力を発揮するシーンは現れていない。勉強になりそうなWebをクリップしたり、ブログに書けそうな端材を用意したり、でかけたイベントを記録したりしたが、めぼしい発見は今のところ無い。強いて言えば、自分があるところにでかけたのはいつだったかを探すのには役に立ったが、感動というほどのインパクトはない。それよりは、せっかくレシピを記録したのにいざそのレシピを検索しようとしても、「アプリが重くてアクセスできない」「検索速度が遅い」「検索結果が正確でない」など、アプリとして使い物にならないレベルになっており、ストレスを溜めることが多くなってしまった。

  一応、Evernoteに情報を溜め込むということは習慣的には続けている。twitterのツイートは1日まとめてノートを作るよう設定しているし、Swarmの連携もしている。しかし、それを見返すことは年に1回あれば良い方である。

 

  少し迷った末、僕はEvernoteプレミアムを解約した。年単位で契約していたので、4月にプレミアム機能は切れる。プレミアムを解約しても、今後不便することはないのだろう。しかしそれでも一抹の寂しさを感じる。きちんと使いこなせなかった感覚が強い。もちろんこれはアプリの問題で僕自身が何も責任を感じる必要はないのだけど、なにか使うことができなかったのだろうかと、スキャンして溜め込んだ各種書類のノートやツイートまとめを見て思うのである。

社会のはみ出し者に冷たい世界は来てほしくない -ブルデュー「ディスタンクシオン講義」-

  猫町倶楽部フィロソフィア分科会の読書会に参加した。課題本は、石井洋二郎著「ブルデュー「ディスタンクシオン講義」」。たまたまNHKの「100分de名著 ブルデュー」を読んでいたこともあり、理解を深めるために参加し読了した。 

 
  読書会は同席された方々のおかげもあり和やかに進み大変楽しかったが、参加してからも、もやもやと考えていることがある。

「ブルデューは文化資本についての闘争について書いているけど、結局それは既存の政治・経済といった社会システムの追認にしかならない上に、(上流・下流問わず)その社会システムに乗れていない人々を追い詰めるだけの話にしかならないのでは?」

 

  ブルデューを正確に理解しているかどうかはあまり自信がないし、論の焦点が絞りきれておらず、体重の乗った論担っていない可能性が高い。それでも、このもやもやを整理するためには一旦頭の中で考えていることを書き出さ無いことには始まらないと思い、書いてみる。

 

個人的な体験が嫌っている社会に収斂されることの嫌悪

  以下は、あくまで私自身の個人的な体験である。

  中学時代、学校に全く居場所が無かった。学校は同級生・教師問わず自分を攻撃してこない人物の方が少ないと感じていたし、そんな場所では成績も上がるはずもなく、結果として家庭での居場所も無くなっていった。どこにも居場所が無い私は、避難所としてある街に遊びに行った。そこは小学校の時から好きだった街で、そこで遊ぶことはとても楽しく平和で幸せだった。そこは安全だった。


  高校時代のある日、近所のレンタルCD店でとあるアルバムを見つけた。どこかで聞いたことのあるアーティストの名前があり、気になったのでレンタルして聴いてみた。

  文字通り身体に衝撃が走った。ぶるりと頬が震えた。暑い最中、水を飲むのも忘れてずっと聴いていた。私はそれ以来、20年以上そのアーティストを聴いているし、一生聴き続けると確信している。

 

 以上は、私自身の個人的な体験である。あの街は本当に居心地が良かった。なぜあのアルバムを借りようと思ったのか、未だにわからない。「たまたまのめぐり合わせ」以上の何かを感じてすらいる。

  しかしブルデューは「稲妻のように偶然出会った」というのは存在し得ないと説明しる。その理由は、家庭や学校などの社会構造や資本で規定されているから。

 

「冗談じゃねえ」

  思わず心のなかで悪態をついた。と反発したくなりました。そもそも家庭や学校に馴染めず、既存の社会構造からはじき出されたからこそ、あの音楽や趣味に出会ったのに、それを「社会構造が・文化資本があったからこそ成せたこと」と規定するブルデューの視点は、感情的にも受け入れることができなかった。

  だが、ブルデューの視点は「感情的に受け入れない」で済ませられるものでは無いことも感じた。当該趣味や音楽は、家庭でも学校でも理解されず、中にはくだらないと罵倒してくる同級生すらいた。ブルデューの説明する「経済資本と文化資本のヴァリアント」は存在し、そこに当てはまっていなかったからこそ叩かれたと考えれば、説明は確かにつくのである。

  出会いについては同意できないが、その後の叩かれ方は確かにヴァリアントが存在するのでは、と理解できる。

 

  しかし、こうも思う。

「こういう構造がありそうだ、という説明は理解できる……。……で?」

 

構造を明らかにするだけでは、現状追認にしかならない

  経済資本と文化資本のヴァリアントおよびそれらの闘争は、確かに存在するのかもしれない。だが、それを明らかにして、それから何をどうするのだろう。

 

  確かに構造は明らかになったかもしれない。
  しかし、結局は現状の社会(経済資本・文化資本の両面において)の構造を追認すること以上の役割を果たせていない。私の趣味を「くだらない」と叩かれたことは「ヴァリアントが違っていたから、趣味の闘争で負けたからということで説明はつくかもしれない。しかし、私がなぜあの街が好きだったのか、なぜあのアーティストにハマったのかは、ブルデューの理論では全く説明できていない。

  このことから、ブルデューの理論が行っていることは「現実の追認」でしかないと考えている。そしてその結果として、(上流・下流問わず)「ヴァリアントにプロットできない外れ値」の人々が、より生きづらい社会になってしまうことのではないかと危惧している。

 

  ブルデュー自身は、趣味について闘争が発生すると述べているに過ぎず、何が上等・善で何が下等・悪かと論評をしているわけではない。また、ヴァリアントも絶対的なものではないとも述べている。実際、地域や自体によってヴァリアントは変わる可能性が高い。しかし、このヴァリアントを規定すること自体が、「外れ値の人々」の生きづらさを強めてしまうのではないだろうか。

 

  なぜ私はこんなにブルデューに反発するのだろうとふと思った。100分de名著を読み返したところ、ヒントがあった。第2回の講座で

「ブルデューの根底には、すべてのものは他のものとの関係性の中で意味を持つという構造主義的な発想があるということです。」

と述べられていた。おそらくここが私の感覚と合わない根底的な理由かもしれない。私にとって趣味とは、当初は「(嫌な社会との)関係性を切り離すための手段」であり「自分を慰め勇気づけるための手段」だった。別の人間・社会との関係性の構築はあくまで二次的な話である。だからこそ、関係性を無理やり接続しようとするブルデューに反発を覚えるのだろう。

「勝手に接続するな!!」

ブルデューに対して言いたいことを一言でまとめると、この通りである。

 

※個人的な体験について、具体的な名詞を出していない理由がまさにこれである。具体名を出すことで「この曲を聴いている」「趣味でこういうことをしている」という「闘争」の場に引っ張り出されるくらいだったら、詳細を表明せずに黙って一人で楽しんでいた方が良い。私が趣味や音楽を楽しむにあたっては、何の支障も無い。
  100分de名著では、岸政彦氏が「ブルデューの闘争は『必死で頑張っている』というぐらいの意味で捉え直してほしい」と書いているが、そもそも闘争の場に出たくない。

 

評価:全力で戦わないといけないので☆1つ

「ディスタンクシオン講義」では「ブルデューは最後まで大衆とともに怒っていた」と評されていたが、大衆のための手段として本当にそれで良いのかと考えている。

  読書会でも少し話をしたが、本書の評価は☆1つ。「くだらない本」だからでは無い。「問題提起の内容はわかるけど、その問題を解決するための手段が本当にそれで良いのか疑問」だからである。だからこそ、好き嫌いという次元で話すのではなく、きちんと向き張って批判しないといけない本であり、敬意を評しての☆1つである。ブルデューの問題提起自体はは理解できるが、その手段が結局は問題の解決どころか強化・追認につながってしまう。この論自体に誤りがある可能性はあるが*1、それでも私自身の意見を整理し、きちんと向き張って批判するためには書かなければならないと思う。

 

ところでは全くの余談だが、猫町倶楽部のフィロソフィア分科会には何度か参加しており、いくつかは現代哲学の思想を取り上げた本だった。その感想をかいつまんでリストアップすると、

・フーコー:新書も読んだけど、わからん!!テーマは刺さらない、無理!!

・ウィトゲンシュタイン:難しいけど言っていることは腑に落ちる。正確に理解してすれば応用範囲は広いし、これまで出てきた「問題」も新たな見返し方ができるのでは。

・ブルデュー:理解はできる。だが同意できん!全力で戦わねば!!


という感じである。私は現代フランス哲学と相性が良くないのかもしれない。

*1:というより、現代哲学をきちんと学んでいるわけではないので、むしろ誤りのある可能性があ高い。

マンスリーレポート1月分 -機械学習学習・後半の失速-

1月も終わってだいぶ経ちますが、振り返りはちゃんとしなければ。

 

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1月のカードは、

 1月:教皇・逆位置

キーワード:順調だった事柄が暗転する、視野が狭く障害に突き当たる、問題の根底にある真実が理解できていない

 でした。

  内容は、まあまあ当たっていたと感じざるをえません。今年の目標として「毎日2000字以上書く」ということを掲げていました。前半こそ目標をクリアして書き続けられていたのだけれど、最終週から急に失速し、26日から28日は1文字も書けませんでした。28日は有給を取得しているにも関わらず、です。

  最終週は。2000字以上書くという目標達成はおろか、「作業に集中できない」「メール等の返事も鈍い」「プールやジムなどの運動に行くのも腰が重くて結局行かない」と、全体的に生活が停滞してしまいました。せっかく3週目に書くことのエンジンがかかってきたのに、再び書くことができなくなってしまい、気持ちの持って行き場がなく、勝手にイライラしていました。

 

  こういう「整わない時」にどうするか。

  厄介だったのは、メンタルが不調だった時の対処法を試しても改善されなかったことです。メンタル自体は元に戻りましたが、書き物がうまく進めらず困ってしまいました。

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   悩ましいのは「生活自体は別に辛くない」ということです。髪の毛を切りに行ったり、友人たちとオンラインで遊んだり、機械学習の勉強を進めたりと、やりたい事自体はできてはいるのです。ただ、「何かモノを書く、アウトプットすることを目指しているのに、それがうまく出来ていない」というのは、自分にとっては、うまく自分自身を運用できていないという感覚が残ってしまっています。  

  こういう時はジタバタするしかない思い、いまやっていること&これからやりたいことを書き出してみました。

 

  • 仕事
  • 人狼
  • バックギャモン
  • 運動(プール)
  • 機械学習
  • 読書(ギリシャ神話)
  • 読書(哲学書)
  • 読書(十二国記)
  • 料理
  • ゲーム(ファイナルファンタジー14)
  • ゲーム(真・女神転生3 NOCTURNE)
  • ポーカー
  • 株式投資
  • 部屋の掃除
  • 洗濯 

  ひと目見て思いました。多過ぎます。

  読書は猫町倶楽部の課題図書もあり目的が微妙に違うため分けましたが、それだけ「読書」というタスクを分けて考えているわけで、それが整理をするための負担になっているのだと考えていました。

  そこで一旦やりたいことは諦めて、タスクを整理しました。取り消し線は「心身が整うまで手を出さない」、白字は「黒字タスクが終わってない時は手を出さない」です。*1

  • 仕事
  • 人狼
  • バックギャモン
  • 運動(プール)
  • 機械学習
  • 読書(ギリシャ神話)
  • 読書(哲学書)
  • 読書(十二国記)
  • 料理
  • ゲーム(ファイナルファンタジー14)
  • ゲーム(真・女神転生3 NOCTURNE)
  • ポーカー
  • 株式投資
  • 部屋の掃除
  • 洗濯 

  ゲームはやりたいけど、2月は一旦捨てます。少なくともギリシア神話と哲学書の読了、機械学習の目処が経つまでは触れないでおきます。3月中旬に再開することを目指します。子供の頃はこういうの全然守れなかったけど、大人になった今だと守れる気になるのは考えてみたら不思議ですね。*2

 

  上記の黒字ですが、どうしても優先的にやりたい(やらないといけない)ことをリストアップしています。その中の一つが「機械学習」。少し勉強を始めたというのは以前に書いたとおりです。

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  数学の講義で「ついていけそう→あれ、わからなくなった&こういうこと?」ということを繰り返しながら必死に動画を見進めています。動画自体は全部で12時間ですが、1節ごとに苦労しながら計算しているので実際に終わるのは多分4倍ぐらいの時間がかかると思われます。

  指数に対数、微分に期待値、さらに行列。行列は(文系進学だったため)高校では習っておらず、もしExcelが無かったら概念の理解にもっと時間がかかっていただろうなと思います。Excelには感謝しかありません。

 

  ただ、動画を見ただけでは忘れてしまうのでは、と不安になったので「数学ガール」を購入し読むことにしました。 

数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの

数学ガールの秘密ノート/行列が描くもの

  • 作者:結城 浩
  • 発売日: 2018/10/17
  • メディア: Kindle版
 

  

数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて

数学ガールの秘密ノート/微分を追いかけて

  • 作者:結城 浩
  • 発売日: 2015/05/26
  • メディア: Kindle版
 

後、だいぶ前に読み終わっていた「プログラマの数学」も見返しています。

プログラマの数学 第2版

プログラマの数学 第2版

  • 作者:結城 浩
  • 発売日: 2018/02/08
  • メディア: Kindle版
 

 

著者の結城浩さんはJavaのデザインパターンを学ぶ上で大変お世話になりました。 

増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門

増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門

  • 作者:結城 浩
  • 発売日: 2014/03/12
  • メディア: Kindle版
 

  シンプルな文体ながら数学の理論を一つ一つ丁寧に進めてくれるので、読んでてストレスを感じないのが結城浩さんの良いところだと思います。時間を確保して読むことにします。高校の頃、数学にもこういう読み物があることを、せめて存在だけでも知っていたら、今とはまた違ったのかなと少し悔しい思いをしながら。

 

2月のカードは、

2月:カップの9・正位置

キーワード:夢が叶う、願望が成就する、成功、栄養、経済的に富を得る、社会的に認められる

 です。

すでに半月が経過していますが、どうなるのでしょうか。ちなみに「経済的に富を得る」は今の所当てはまるどころかマイナスです。株式市場で大変な損をしてしまいました。得られた教訓は大きいですが、もう二度とやりたくない類の損失でした。人間は痛みを覚えないとなかなか理解しないのだなあとため息をついています。

 

*1:裏を返せば、この白字をやりたいために黒字タスクをやることになります。

*2:そう考えると、大人が子供に向かって「ゲームをするな」というのは、子供にしてみれば想像以上に難しいことを強いられているのかもしれませんね。

Clubhouseで初めて存在を知ったバーに行ってみた

  Clubhouseでラジオみたいに放送を流しながら仕事をしようと思っていたら、とあるバー店主がルームを立てていた。「浅草にあるスナック スナックあやにーの店主が放送する 」というルーム*1

  ルームのモデレーター、あやにーさんのURLから店のリンクをクリック。

 

近所なので行きます

alicaasakusa.com

  店名も店主も存じ上げなかったけど、たまたま近所だったので、物は試しにと思い挙手をしてスピーカーになり、話に加わった。店主のあやにーさん曰く「今日は店に自分1人しかいないから放送するよ」とのこと。あやにーさんはもちろん、7,8人居た他のスピーカーの方々は一人も知らなかったのだけれど、不思議なもので、何も緊張せず普通に仕事をしながら思い出したように会話に加わったりしていた。

 その後軽い世間話が続き、仕事をしながらラジオ的に話を聞いていたのだけれど、「今日お客さんがいないので誰か来てー」とあやにーさんからからの話があったので、「じゃあせっかくなので行きます」と返事した。

  仕事を終え、場所を確認して向かった。少し迷ったものの、「Clubhouseで実況中継してます」と書かれたホワイトボードがあり、ここだと確信し無事に到着。

 

カカオラムとClubhouseスナックの愉悦

   あやにーさんが「タウンビギナーさんが来ました!!」とClubhouseに報告し、バーのシステムやあらましを聞きながらお酒を注文した。


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  Selvareyのカカオ・ラム。Amazonでも品切れになっている人気の品。これをホットミルクに少し入れて飲んだ。ココアのような優しさとラムのパンチが混ざりあって大変美味しかった。

 

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  おつまみとして用意してくれたバナナチップ。カカオ・ラムとホットミルクの組み合わせはココアにも似ているので、バナナチップとココアの相性もきっと良い。今度試してみようと思う。

 

  バーに到着後、あやにーさんとClubhouseのスピーカーの方々と喋りながらお酒を飲んだ。初めてバーで他のお客さん*2と会話を交わしたのだけど、これはとても新鮮な経験だった。

  今まで一人でバーに入ったことは何回かあるのだけど、一度も他のお客さんと会話をしたことが無かった。もしオフライン・対面であれば、そもそもスナックでの会話に参加することは心理的障壁を強く感じてしまい、一切関わらないと思う。同僚がいる会社内の雑談ですら全くできていないのに、完全にアウェイのグループに入るなど、よほどの理由がなければ入らない。しかしClubhouseというオンラインの場であれば、声以外の情報を与えない・受けないので心理的な障壁が下がる。

  例えば「ちょっとこの話題入りにくいな」という場合でも、マイクをミュートにしたり、そっとルームを退室する、オーディエンスに戻るなどすれば良い。チャット機能が無く、音声以外に相手に何かを伝える手段が無い以上、前述の行為が意味することは特定できない。つまり、「音声が無いことの意味も非常に広くなる」ということであり、「会話に加わらない」からといって相手にネガティブな印象を与えることが無いのである*3。つまり、雑談がうまく出来ない場合の保険が存在することになる。自分のように会話に入るのに難儀するパーソナリティーにとっては大変ありがたいUIだ。

  また、Clubhouseのスピーカーは、(自分も含めて)リモートワークや子供の送り迎え、夕飯の支度など、それぞれの仕事をしている人々である。つまり、スナックの場合と違い、その場にいない人々とも気軽に話ができるのである。当たり前の話といえば当たり前だが、この立場の違いのおかげで、

  「あれ、今何しているの?」

というところから会話を始めることができるので、会話に困らなかった。

 

  スナックの装置としてのClubhouseは、総じて満足度が高かった。

 

緊急事態宣言を乗り越えるためのPay it forward

  バー「ALICA ASAKUSA」は、クラウドファンディングを成功させて去年の11月に開店させたらしい。居心地が良くて気にいったものの、緊急事態宣言も発令・延長され、しばらく苦境が続くと思われる。そこで、できるかどうかわからないけど、ダメ元で提案してみた。

「自分がお金を出すので、次に来た先着1名様にこのお酒をおごってくれませんか?」

  【エアあちらのお客様からです】システムである。するとこんな回答が返ってきた。

「あ、それシステムとしてありますよ」

  「Pay it forward」という理念として、既にシステム化されているらしい。というわけで、自分が飲んだカカオラムを一杯誰かにおごってもらうように頼み、名前を書いてお金を払った。先着1名様、誰が頼むのか楽しみである。

 

  Clubhouseのルームは「どのようにビジネスに活用できるのか」という部屋が多い。それについては以前に書いた通りで、胸焼けのする話題だとすら感じている。しかし、こういった近況報告も兼ねての宣伝は、とてもシンプルで、とても楽しい。初期のTwitterは、「たまたま近い場所で居て」「たまたま同じことを考えていて」という偶然の出会い・一致の驚きと喜びがあった。そういったSNSの原始的な楽しさが味わえたことが、とても嬉しかった。

 

  緊急事態宣言の関係上、バーとルームは19時で閉じた。酒を出す店としては明らかに早すぎる閉店であるが、「15時からClubhouseで喋っていたし、もう限界」とあやにーさんが言っていたので、今日はこれで良かったのだと思う。 

   セルバレイについて調べてみた。カカオラムは残念ながら在庫切れ、それ以外のお酒は在庫はあるもののまあまあな値段だった。改めて 、バーで一杯だけで済ませたのは正解だったと思う。

 

*1:ルームの正確な名前は失念してしまった。Clubhouseはログが残らないので、何かをたどって正確な名前を割り出すことは残念ながらない。

*2:厳密にはバーとしての客は自分しか居なかったのだけど、あやにーさんがスピーカの方々もお客さんと呼んでいたので、お客さんとみなすことにする。

*3:裏を返せば、自分が喋っている時に相手がミュートにしたり退室したとしても、何も心配する必要がないということである。

T-SQUAREから安藤さんがいなくなる

  T-SQUAREからリーダー、安藤正容さんが退団するというお知らせが出た。  

www.tsquare.jp

 

  ご本人からのメッセージもyoutubeにアップされていた。

www.youtube.com

   一報を知ったのは、「T-SQUARE 安藤正容 引退へ」というTwitter上でのお知らせだったので、あまりのショックに仕事を強制的に終えて、ネットニュースやTwitterでの言及ツイートを一通りチェックした。その後発表内容をよく聞くと、ミュージシャンを引退するわけではなく、あくまで「今年のツアーを最後にT-SQUAREを退団する」という内容だった。復帰あるいはライブでの参加やアルバムへの参加もする可能性はあるし、T-SQUAREはT-SQUARE alphaとして伊東たけしと坂東慧の二人体制で継続するので、今すぐT-SQUAREがどうかしてしまう、ということはない。

  しかしそれでも、精神的なショックは小さくなかった。そもそもこのT-SQUAREは安藤さんが結成したバンドであるし、メンバーの加入・対談を繰り返しても安藤さんだけはT-SQUAREに居続けた。

  その42年間の歴史がT-SQUAREからの引退という形で終わる。

 

T-SQUARE公式HPに書かれていた安藤さんのメッセージからの引用。

その昔ユーミンに聞いた事があります。
「毎年毎年新しいアルバムを出して、煮詰まったりする事はないんですか?」
ユーミンは、
「たとえそうだとしても、ありのままの自分をファンに聴いてもらえるのが
嬉しいし、大事な事。」
正確な言葉ではないかもしれませんが、そういう意味の内容でした。
その答えには感心し、器の大きさを感じたものです。
しかしスクエアはバンドだし、また違った状況があります。
スクエアのメンバーは皆才能豊かでエネルギーに満ちています。
毎年アルバムを作る事を楽しみにしているメンバーをさておき、
自分が足を引っ張るような形になるのは避けなければいけない、
と言うのが最大の要因です。

  

スクエアのメンバーは皆才能豊かでエネルギーに満ちています。

  これはまさにそうだし、坂東さんも伊東さんも、病気のために対談してしまった河野さんも、サポートの白井さんも田中さんも、才能豊かでエネルギーに満ちている。僕はこれを読んで、安藤さんだってそうじゃないか、と叫びたい気持ちでいっぱいだった。

  しかし、それでも安藤さんは負担を感じ、引退を決意した。人間は老いるというのは当たり前の話である。いつも続けていることはいつかは続けられなくなるし、いつかは「生きること」そのものもできなくなる。安藤さんの引退が「T-SQUARE」を残したいという決意からだというのは、よくわかる。誰よりもT-SQUAREに長く居て、誰よりも思い入れが深い安藤さんだったからこそ下さざるを得なかった決断なのだと。

 

   T-SQUAREは僕に物語と武器をくれた。T-SQUAREとMSXが無かったら、僕は今、人生をやれていないと断言できる。

note.com 

 T-SQUAREの音楽はたくさんあるので、馴染むものも馴染まないものもあるのだけど、安藤さんの曲は当時何一つうまくいっていることがない僕を、なんとか武器を持って戦いに赴くよう奮起させる曲が多かった(もちろん安藤さんはそんなことは露ほども思っていなかっただろうけど)。

 

 WAVE所収「T-SQUARE」。

WAVE

WAVE

  • アーティスト:T-SQUARE
  • 発売日: 2001/12/12
  • メディア: CD
 

  T-SQUAREを知るきっかけとなったアルバムのM-1。これを一番最初に聴いたので、M-1の曲としては異色の曲であることは後でわかったのだけど、WAVEのオープニングの曲はこれ以外に無いと思う。イントロのフェードインは壮大な幕開けを予感させ、その後のバスドラムを引き連れてのEWIは、序盤から圧巻だった。

 

   IMPRESSIVE所収「Faces」。

IMPRESSIVE

IMPRESSIVE

  • アーティスト:T-SQUARE
  • 発売日: 2002/01/17
  • メディア: CD
 

   この曲は元々好きだったけど、T-SQUARE以外のアーティストとコラボした「虹曲」のFaces(/w 高崎晃)を聴いたことで、Facesの何が自分を惹きつけたのかよくわかった。

虹曲~T-SQUARE plays T&THE SQUARE SPECIAL~

虹曲~T-SQUARE plays T&THE SQUARE SPECIAL~

  • アーティスト:T-SQUARE
  • 発売日: 2012/11/14
  • メディア: CD
 

  「戦いに赴くための曲として1曲だけ選ぶとしたら何か」という質問があったら、これを選ぶ。大学受験の試験会場に向かう最中にも聴いていた記憶がある。EWIのメロディのせつなさ、その後のギターソロの歪みがEWIの音色と良い対比になっている。「戦いというものはいつかは決着をつけなくてはいけない」とイメージできる名曲だ(なので、虹曲のFacesはその点がより色濃くなっていて、とても良いアレンジだと思う)。

  ちなみにF1のセナのテーマ曲だということは全く知らずに聴いていた。

 

 

   夏の惑星所収「夜明けのビーナス」「COPACABANA」。

夏の惑星

夏の惑星

  • アーティスト:T-SQUARE
  • 発売日: 2002/01/17
  • メディア: CD
 

  「夜明けのビーナス」はなんと言ってもギターソロ。ギターソロはギターソロ単体だけじゃなくてその前のメロディーとその後の受けとしての音が大事だと常々感じているんだけど、その意味でこの曲のギターソロは完璧。Aメロとサビを終えて、予告のようにEWIが鳴り、疾走感あふれるギターソロ、それを受けて高いところで受け止めて着地させる本田雅人のEWI。本田雅人期ならではの美しい連携である。

  「COPACABANA」は、海中に居ながらゆっくり海面に反射する太陽光を眺めているかのような心地良さがある。終盤のストリングスが美しい。

 

 

 WINGS所収「夏の足音」。

WINGS

WINGS

  • アーティスト:T-SQUARE
  • 発売日: 2012/05/23
  • メディア: CD
 

  フルートの軽やかさが存分に味わえる曲。前述のCOPACABANAが海中からの曲だとしたら、この曲は空中からの曲。ふわりと浮かんで少し強い太陽の光を浴びて深呼吸をしたくなる。安藤さんの曲は、バラードも素晴らしい。

 

  素晴らしいバラード曲は、前半に多い。若い頃はロックテイストな曲を、年齢を経るに従ってバラード曲が増える、というのはわかりやすい変遷だけど、安藤さんの場合は逆に思える。T-SQUAREとしての活動を続けていくにつれて、尖った曲やアルバムコンセプトを打ち出している。

 

  ここからはバラード曲。MIDNIGHT LOVER所収「MIDNIGHT LOVER」。

MIDNIGHT LOVER

MIDNIGHT LOVER

  • アーティスト:THE SQUARE
  • 発売日: 2001/11/14
  • メディア: CD
 

   大学時代この曲を弾きたくてフュージョンサークルに入ったけど、結局何も出来ずに辞めた。アコースティックギター・ピアノ・アルトサックス、一つ一つの音はシンプルなのに、本当に聴かせる曲だと思う。1日の終りに聴きたい曲。

 

  脚線美の誘惑所収「HEARTS」。 

脚線美の誘惑

脚線美の誘惑

  • アーティスト:THE SQUARE
  • 発売日: 2001/11/14
  • メディア: CD
 

   イントロのアルペジオとバスドラムに案内されるAメロ・Bメロ。T-SQUAREはなんだかんだいって一番サビが盛り上がるのだけど、この曲の真骨頂は間違いなくAメロ・Bメロ。間奏はピアノソロ、主旋律はアルトサックス、と思っていたら終盤のギターソロで景色がまた変わるのが心地よい。

 

  打ち水にRainbow所収「カピオラニの通り雨」。  

うち水にRainbow

うち水にRainbow

  • アーティスト:THE SQUARE
  • 発売日: 2001/11/14
  • メディア: CD
 

 この曲も名曲なのだけど、前述の「HEARTS』と合わせた形で、T-SQUARE Classicsを紹介したい。 

 

   T-SQUAREの曲をクラシックアレンジしたアルバムだけど、全曲が原曲を上回っているアレンジと言っていいくらいの出来栄えである。全ての曲が、原曲のエッセンスを忠実に引き出した上でクラシックのアレンジを成功させている。HEARTSはアルトサックスのメロディは維持しつつバックのストリングスと間奏のフルートで曲に厚みをもたせているし、カピオラニの通り雨はメロディをフレットレスベースにするというアレンジで、通り雨に見られる明るさと暗さを表現しきっている。安藤さんのバラード曲は、ただ静かなだけではなく、激しさ、明るさという一見バラードとは相反する要素も盛り込まれている。

 

  文章量は大したこと無いのに、ここまで書くのに3時間近くかかり、ずっとため息をついていた。本当に心理的なダメージが少なくなかったんだな、と思う。

 

以前の自分のnoteでこう書いた。

奇しくもT-SQUAREの結成年は自分の誕生年と同じである。メンバーチェンジは頻繁に行われたものの、リーダーの安藤まさひろ氏は今もまだ健在で曲を作り続けている。もう還暦を過ぎているけど、それでももうしばらくは僕の物語を作る手伝いをしてくれないかと、勝手に親近感を抱きながら思っている。

  安藤さんはミュージシャンを引退するわけではないから、これからも曲は作り続けるのだろう。でも、T-SQUAREの曲は多分もう作らない。安藤さんのソロアルバムは、普通に聞いているけど、どうしてもT-SQUAREとは別物として扱ってしまう。もう安藤さんは僕の物語を作る手伝いをしてはくれない。もう自分で自分の物語を作ることはできるから困るわけではないけれど、それでもどうしても、寂しさは拭いきれない。

ClubHouseでビジネスの話?じゃあ室外機の話をすれば?

  ClubHouseがめちゃめちゃバズってます。

Clubhouse: Drop-in audio chat

Clubhouse: Drop-in audio chat

  • Alpha Exploration Co.
  • Social Networking
  • Free

apps.apple.com

  ありがたいことに招待をいただきまして、先日入りました。ただ実際に入って聞いてみたり喋ってみたりしたんですが、まぁ大体がスタートアップ界隈の人のルーム、あとはすでにTVまたはTwitter、Instagramなどのメディアで有名になっている人のルームばかりだなという印象です。まだ一般ユーザーが多くないからかもしれませんが。

  しかし思うのですが、「Clubhouseをビジネスに使おう!!」という向きが少なからずある、というよりスタートアップ界隈とかメディア界隈はだいたいそんな感じの向きなんですが、じゃあClubhouseをどうやってビジネスに使おうか考えると、「ここでしか話せない話をする」「今まで繋がっていなかった人と繋がる」って、本当にそれが正しい使い方なのかなぁって思っちゃうんですよね。どういうことかと言いますと、結局それは、自分たちだけが知っている&自分たち以外は知らないという「情報の非対称性」の再生産に過ぎなくて、情報の優位性だけで立とうとしているようにしか見えないんですね。それって結局既存のシステムのやSNSというプラットフォームの土俵の上に乗っている感じしかしないし、時代に取り残され内容にするという受動的な活動に過ぎないんじゃないかなと思うんですよ。特にスタートアップ界隈がやろうとしている「イノベーション起こす」って、そこにはやっぱりあるようには見えないです。やるんだっだら、とにかく皆が「どうでもいい」と思っているところから斜め上のアプローチをしたほうがよっぽど近道だとすら考えています。

 

  どうしてこんなことを考えたかって言うとですね。昨日Clubhouseで「どうでもいいことを話す部屋」という、その名の通りどうでもいいことしか話さない部屋に入ったんです。すると本当にどうでもいい話しかしていませんでした。具体的には、室外機の話。もちろん、室外機の工事をしているとか、エアコンなどの家電メーカーに努めているとか、そういうプロは誰もいません。どんな話をしていたかと言うと、
「冬に学校に行く時に、室外機をセーブポイント代わりにして温まっていました」
「夏場に設置されている室外機、除湿で水がポタポタ落ちていると、『がんばれがんばれ』って心のなかで声援を送っていました」
  とかそういう話です。まぁ、どうでも良い話です。

 


  でも不思議なもので、今日外へ出かけたんですけど、不思議と室外機が目に入るんですよ。室外機って普段目にしているはずなのに、全く意識していなかったんですが、今日はたくさん室外機を見ました。室外機って、それこそエアコンを買うとか工事をするとかしない限りきちんと見ることって、あまりないはずなんですよ。だからそれがすごい新鮮で、ここに室外機が取り付けられているとか、室外機が見当たらないけど、裏側、あるいは屋上にまとめて置かれているのかな、等々室外機に関して色々な事を考えました。室外機の話をしたら、翌日に室外機に関する情報がこうやって入ってくる、それも今まで見ていたはずなのにこうやって改めて意識できるという、この体験がとても新鮮でした。だから、ビジネスの話とかは一旦置いといで、何か興味のあることをとりあえず一旦ばーっと話して、それから外の世界に触れてみる。本でもいいですけど、外に出て実際にそれを物理的に見てみるとか、そういうことをするのって悪くないなと思いました。
  で、それの何が良いかと言いますと、「これ、どうしてなんだろう」とふとした疑問を持つ可能性が少なからずあるんですね。具体的な話をすると、室外機に疑問を持ったんですよ。なんかどの室外機も似たような外見で、殺風景なんですよ。まあ香港とか近未来アジア系サイバーパンクに見られるダクトだらけの風景も、あれはあれで好きなんですけどね。けれど、普通の都市で皆一様に同じような室外機があるのは、もうちょい工夫ができないのかなと思うわけです。家やマンションの外観に合わせた「おしゃれ室外機」。もうアイデアとして出た上で没になっている可能性も少なからずあるけど、最初のアイデア出しというレベルだったらこれで十分でしょう。贔屓目はあるだろうけど、悪くないと思うんですけどね。さらに考えるんだったら、室外機をメインに据えたっていいと思います。


  室外機をメインにできるのか?僕はできると思っています。 

dic.pixiv.net

   もしビルの一角にエアーマンがあったら、絶対見るでしょ。僕だったら見ます。オフィス街のビルにエアーマンを取り付けることの是非はともかくとして、カプコン本社だったら室外機はエアーマン一択です。エアーマン型室外機、アイデアとしてはそこまで斬新でもないでしょう。でも、室外機の雑談をしなければ、こんなアイデアは絶対に出てこなかったと思います。雑談をして、何かに気づいて、アイデアを出して、プロダクトに落とし込む。シンプルだけど一番大事な事って、これじゃないでしょうか。せっかく会話がログとして残らないというClubhouseの特性を活かすんだったら、何をどうすべきか、問題そのものを議論するよりは、その周辺のなんでも無いことを話したほうが盛り上がるし皆も参加できて楽しいです*1。Cluhouseでビジネスを発展させたいんだったら、ビジネス本体以外のことをもっと話すべきなんじゃないかなーって考えています。

 
 
 
ザッソウ 結果を出すチームの習慣

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  • 作者:倉貫義人
  • 発売日: 2019/08/30
  • メディア: Kindle版
 

  「雑談」の力を解説した本。この記事で書かれていることとは別の観点ですが、これも良書なので是非。

 

  今日考えていたのは、こんな感じのことです。
 
  なお、この記事はClubhouseで一人で喋りながら音声入力で書いた内容を元に記事を構成しました。構成にそれなりに時間は使いましたが、粗々の記事内容を5分ぐらいで一気に書けるのって凄いですね。音声入力様様です。

*1:事実、いくつかの部屋に入りましたが、僕はこの室外機を話す部屋以外でスピーカーとして話したことは一度もありません。