今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

台湾6日目:最終日の食べ歩き、屋台と幸福の原風景

  翌日は早朝から空港へ向かうため、今日6日目が実質的に台湾観光の最終日である。連日歩いていた疲れが思ったより抜けておらず、あまり遠出をしないで当初の目的だった食べ歩きに専念することに決める。

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  2日目に朝ごはんを食べた「瑞麟美而美」へ再び。メニューとにらめっこしながら、豆乳と焼きそばらしきものを注文。実際に食べてみると、焼きそばよりは焼きうどんに近い麺だった。味はとても良かった。今度来るときはメニューの内容を正確に理解した上で注文できるようになりたいと思いながら店を後にした。

 

  翌日は朝早く空港に向かうため、道を間違えたり距離感を掴んでいなくて遅れるリスクは回避したほうがいいと考えて、台北駅から空港へ向かうシミュレーションをすることにした。台北駅の大通りにはビルが立ち並んでいて、日本でいう東京駅に近い印象を抱いた。
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  一方で地下街にはゲームショップやアニメショップもありバラエティに富んでいた。リコリス・リコイルや、アーマードコアⅥの広告や、地上のアニメイトカフェがホロライブとコラボしていたので、まだまだ日本のソフトパワーは強いのだろう。


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百草茶と豆花・芋圓をいただきながら一服。台湾はフルーツが美味しいが、豆花や百層茶を味わうと、植物の甘さが台湾の強みなのだとわかる。

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  台北駅近くの「福州世祖胡椒餅」で胡椒餅、「忠将葱抓餅」で葱抓餅。どちらも美味しかったのだけど、特に胡椒餅はスパイシーで口の中で肉汁が溢れ、もう一個食べたいと思うくらいだった。

  余談だが、この二軒はたまたまgoogle Mapで調べて見つけた店だけど、ガイドブックを調べたら二軒とも掲載されていた。

  林家乾麺もこの本で知ったので、信頼度が爆上がりした。台湾旅行に際してオススメのガイドブックを上げろと言われたら、迷いなく本書を推薦する。


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  果物屋でドラゴンフルーツが売っていた。食べ方がわからなかったので切ってもらえないか頼んでみたところOKと言われたので、買って帰って食べることにした。しかしパックに入ったドラゴンフルーツを見て驚いた。想像以上に量が多かった。味は思ったより淡白で、梨に近いかもしれない。まずいわけではなかったけど、これなら梨を食べたほうが良いと思っててしまった。ドラゴンフルーツには、白い果肉と赤い果肉の二種類があるが、味は赤い果肉の方が濃いらしい。赤い方を頼めば良かったなと少し後悔した。

  ホテルでドラゴンフルーツを食べながら本を読み、旅日記のブログを書いてしばらく過ごす。

 

  夕方ごろ、最後の観光地である寧夏夜市へ。

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  到着した17時半はそれほど人は多くなかったが、日が沈む18時ごろにはもう人でごった返していた。

 

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  屋台飯再び。鶏排・赤肉飯・ポテトとベーコンのチーズソース。いつも酒を飲んでいないしこれは酒と合うぞと思うが、翌日の朝が早く睡眠をちゃんと取れないと大問題になると思い直し、諦めて烏龍茶を飲む。

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   寧夏夜市にはジョギングコースがあるらしい。たらふく食べたので運動はしておきたいが、さすがにジョギングする格好でも無いので諦める。

 

  2日連続で夜市の屋台飯を食べながら、屋台の原風景を思い出していた。原風景は浅草の三社祭やほおずき市である。子供の頃はソースせんべいにあんず飴に綿あめに金魚すくいなど、お菓子とレクリエーションが主で焼きそばやお好み焼きといった食事的な屋台はあまり興味を示していなかった。しかし、いま賑わっている屋台で食事をしていると、不思議とあの時の感覚が蘇ってきた。賑わっている場所が特に好きだった。誰かと一緒であるとか一緒でないことによる疎外感とかに煩わされず、ただ自分がにぎやかな場所で美味しい食べ物を食べる、それだけで十分な幸福が味わえた。

  今回の台湾旅行は、子供の頃の遊びの原体験から最近の遊びの体験までをなぞる旅だったのかもしれない。そんなことを考えた。炭水化物を食べすぎて少し胃が重たかったが、こういう胃の重さも子供の頃に味わったなと、また懐かしく思った。

 

  帰りにコンビニでヤクルトのような乳酸菌飲料を買って飲んだ。子供の頃、こういう甘さが特に大好きだったことを思い出した。