今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

インフルエンザになってしばらく社会から隔離された。少し安心感を覚えた。

  人生初のインフルエンザになった。

 

 火曜日の夜あたりから咳がひどくなり、だるいと感じるようになった。翌日には熱も出始めた上、仕事が炎上してしまった。これはきちんと病院で診察して薬を貰わないと仕事にも影響が出てしまうと思い、診察してもらえる病院を探して、診察をしてもらった。結果、残念なことにインフルエンザA型と診断を受けて5日間の隔離を言い渡された。毎年インフルエンザの予防接種はしていたのだが、コロナ禍以降は外出する機会が減ったこともあり接種をしていなかった。また実際にインフルエンザにかかったことが一度も無かったので甘く見ていた。

  幸いだったのは、フルリモート勤務なので、他のメンバーには感染という観点ではリスクがないことである(こういうときフルリモート環境で本当に良かったと思う)。帰宅後Web会議で状況を報告し、上司と部下にお詫びをしてタスクを申し送りして業務終了。週末に遊びに行く予定を立てていた関係各所へキャンセル連絡し、スーパーで買い込んだ大量の冷凍食品とともに過ごすことになった。

 

  木曜と金曜は、ひたすら汗をかきながら寝込んだ。radikoでラジオを流しながら布団にくるまって寝て汗を出し、起きたら食事をして薬を飲んで再び寝る。たまたま体調不良になる前にキャベツと玉ねぎの味噌汁を作っていたので、冷凍やきそばを解凍して一緒に食べた。昼間にテレビをつけて焼きそばと味噌汁を食べていると、なんだか小学校の頃に戻ったような感覚があった。少し楽しくなったので焼きそばにふりかけをかけて食べたいなと思ったけど、残念ながら無かったので諦めた。

 

  土曜日になり熱が少し回復してからは、DMM TVで「うしおととら」の続きを見ながら眠くなったら眠るというペースで調子を整えていった。この頃になると起きてシャワーを浴びたり皿洗い・風呂掃除・洗濯といった軽い家事を行う気力が出てきた。家事を行って適度に身体を疲れさせたほうが眠りやすいということもあり、溜まった食器を洗ったり、部屋を換気して適度に片付けを行ったりもした。

  うしおととらのアニメはリアルで見ていたはずなのだけど、当時仕事でかなり追い詰められていたせいか内容を全く覚えておらず、ほとんど初見に近い感覚で視聴できた。原作は序盤のみのためおそらくアニメ版は構成を変えているのだろうと推測しているが、うしおととら、麻子や真由子とのつながりをちゃんと意識して最終話まできちんと書いているように感じた。シリーズ構成に原作者の藤田和日郎先生がクレジットされているので、そこは意識しているのだろう。最後まで面白い良作だった。第一期オープニングの「混ぜるな危険」は名曲である。

混ぜるな危険

混ぜるな危険

  • (株)徳間ジャパンコミュニケーションズ
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  うしおととらを見終えたら夕方になっていた。病気によって社会から隔離されるというのは寂しさを感じる反面。シェルターにこもったような不思議な安心感があった。仕事が逼迫して復帰したらそれに向かわないといけないというプレッシャーはあったが、「インフルエンザである」というのは免罪符にも似て、仕事から離れることに罪悪感を感じないで済んだ。どうせ復帰したら嫌でも仕事に目一杯取り組むのだから、今は寝るしかないと居直り、加湿器の音を聞きながら再び眠りについた。

 

  日曜日と月曜日はほぼ回復していたが、ここで無理をしてまたこじらせてはいけないと、休暇を取った上で必要最低限の仕事をしながら家事をこなした。カレーが食べたくなるくらい食欲が回復したので、Amazonフレッシュでカレーに必要な材料一式を買いカレーを作った。ホットクックがあるおかげで、肉と野菜を切るだけで済むのは大変有り難かった。前日に仕込んで翌朝料理ができているということが、思った以上に生活のテンションを上げることがわかったので、前日に料理を仕込むことは続けようと思った。

 

  本日は特に目的のない、記録のための記事である。記事を書くことはストレッチにも似て、思考が固くなるのをほぐすために定期的に書くことが必要なのだなと改めて感じながら書いた。