今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

Calvin Kleinのパンツを買った

  酒の場の勢いでCalvin Klienのパンツを買った。

 

japan.calvinklein.com

  もともとファッションには疎く、ファッションブランドについても何がどう違うのか、特徴については何も知らない。だから酒の場でCalvin Klienという名前が出たときも、そういうファッションブランドの名前は知っていたが、具体的にどんなブランドなのかは何も知らなかった。

 

  どういった流れでパンツを買う流れになったのかは失念してしまったが、その場で話していたのは「いま、人生が淀んでいる感じがするのでなんとかしたい」ということだった。何か新しいことや変わったことと言った突破口があればと思い話をしたので、多分下着に関するトピックが出た時に、カルバン・クラインのパンツを買うという案が出たのかもしれない。いずれにしても、酒の勢いと淀んだ人生をなんとかしなければという焦りから、僕は帰り道にカルバン・クラインのオンラインストアでボクサーパンツを購入した。

 

  翌々日に注文した3着が届いたので、試しに履いてみた。

 

  いつものパンツよりも締めつけが少しきつい気がする。とはいえ決して不愉快な締めつけではなく、身が締まる感じを覚える締めつけな感じの締め付けだと思った。その日はトイレに行った時も、ふと下着について意識が向いたのを覚えている。パンツに意識が向くのは、「Calvin Klienのパンツを履いてるから」なのか、それとも実際に下着の締めつけがあるからなのか。多分両方ともだろう。

 

  1ヵ月履いてみた。普段、下着とは本当に何も意識しないで着るものなのだなと改めてわかった。当たり前の話かもしれない。ただ、だからこそ「Calvin Klienのパンツを履く」ことには、締めつける感覚も相俟って特別な感情が出て来た。たまたま仕事でピンチだった状況の時に履くことが多かったからかもしれないが、「Calvin Klienを履いているからなんとかなる」という謎の決めつけをして乗り切ったので、いわゆる「勝負パンツ」というよりは「護衛パンツ」とでも言いたくなった。どちらにしても、何か事を立て直す時にCalvin Klienのパンツはブーストとして有効に作用はしていたことになる。

 

  多分、今後もCalvin Klienのパンツを買うかといえば、おそらく無い。ただ、このパンツを買って思い出したことがある。今でこそリモートワークで作業しているが、会社にスーツを着て出勤していた頃は、靴にこだわりを持っていたことだ。実家が靴関連の家業だったこともあり、革靴には興味を持てたし、社会人になって少し経ってから、革靴が欲しくなって革靴のムックを買ってあちこちのお店を回っていた。

scotchgrain.co.jp

  スコッチグレインが好きで、ストレートチップやモンクストラップ、チャッカブーツ、いろんな靴を調べて買っては丁寧に磨いてメンテナンスをしていた。特にストレートチップは正式な時に履ける靴なので、大事な仕事の日には必ず履くと決めて出勤していた。

  ファッションにはどんどん無頓着になっていたが、Calvin Klienのパンツを買って履いたことで、生活にリズムをつけるためのファッションが存在していることを思い出した。ずっと靴でブーストをかけていたし、今回はパンツでブースト(正確にはガードに近いけど)をかけていた。次にどんな服を買うのか何もアイデアは無いが、買うときは普段着るだけでなく、ブーストをかけられるような服を買いたいなと思い始めている。

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  件の酒の席でウイスキーを飲んだ時、「これは絶対ウイスキーと合う」と確信して作ったガトーショコラ。ホットクックのおかげで思った以上に簡単にできた。今後も折に触れて作るつもりでいる。