バックギャモンフェスティバルにフル参加した。
www.backgammon.gr.jp
本来ならばゲームの方に書くべき内容なのだけど、日常の活動記録にもかなり影響していると感じたので、こっちに書く。
バックギャモンは、人狼ルームで行われたバックギャモンのイベントがきっかけでハマりだした。もともと10年以上前にやっていたことはあったけど、その時は仕事が忙しくなったり仲間が作れなかったこともあって、フェードアウトしてしまった。なので、バックギャモン熱は再燃と行った方が適切かもしれない。
アプリ「BackGammonAce*1」や毎週火曜日に行われている代官山のバックギャモンナイトには参加しているけど、せっかくやっているのだから強い人と真剣にぶつかってみよう*2。そう思って参加した。
写真を失念してしまったのだけど、大崎ブライトコアの広いホール一面にバックギャモン卓がずらりと並んでいる光景はとても魅力的だった。ここで小学生や外国人も含めたバックギャモンプレイヤーが真剣にワイワイ遊んでいて、傍から見ていても楽しい光景だった。
1/8 日本選手権
最初に参加したのは、1/8日本選手権*3。初めての公式戦、7ポイントマッチもクロックを使う試合も初めてで、かなり緊張したのを覚えている。
スコアシート。自分が3点、相手が7点で敗退。
対局後、相手の方に
「ダブル遅過ぎました?」
と尋ねたところ、
「遅すぎる。負けているのだからもっと積極的でも良かった、3点よりもっと取れた可能性がある」
と、ちゃんと指摘がもらえたのが嬉しかった。
バックギャモンは運ゲーであり、初心者が世界チャンピオンに勝つことのできるゲームとは言うけれど、ポイントマッチでキューブアクションも絡むと、実力差がある対決ではやはり実力のある方が勝つと思う。
機会を掴んだ方が勝つゲームは、機会を作れる方が、機会を逃さない方が勝つ。
中級戦
5/4 は中級戦に参加。ルール自体は日本選手権と同じく7ポイントマッチ。
こちらも初戦敗退。写真は敗退時のもの。5-4でリードしていたのに相手のダブリングをテイクしてしまったのが最大の敗北要因。結果、ギャモン負けを喫して逆転負け。「ポイント取られてもギャモン負けされなければ、相手は6点だから大丈夫。こちらが勝てばそのまま勝利」と考えてしまったけど、相手が勝てば次はクロフォードルールでダブルできないから、結局2勝しないといけないという考慮が無かった。
そもそも、勝率を考えてもパス気味だったと考えると、ますます悔しい。こういう大ミスをして勝てるほど大会は甘くない。
もっとポイントマッチをやって、キューブアクションの感覚をつかみたい。いや、ムーブに課題があるのはわかるのだけど。
バックギャモン検定
当日、バックギャモン検定なるものがあることを知り、慌てて申し込む。
内容は50問のマークシートで、ムーブまたはダブリングキューブの最善手を選択するものがほとんど。終了後は検定書だけでなく解答・解説ももらえる親切仕様。
検定の結果。ランクはA〜Dまでなので、現時点の実力はほぼ最低ランク。エラーレートは1回のミスでどれだけの影響のあるミスをしているかの指標。エラーレート×1000÷誤答数で、1回のミスでどれだけ酷いミスをしているかが目安がわかる。100を超えると酷いミスなので、少なくともムーブは酷いミスをしていることが分かる。
あと、予想はしていたけど中盤・終盤の動きもよろしくない。問題は実際の対局で出会しそうな盤面と思えるものが多く、凄く迷ったのを覚えている。だからこそ解説があるのが嬉しい。協会の方にも
「点数は別にいいから、まずはしっかり解説を読んで理解することが大事」
とのコメントをいただいたので、勉強に励む。
年1回の検定と思われるので、来年には20問以上正解して名実ともに中級者になれるように。
寿司ギャモン
ある意味、今回の目玉企画。
ルールは1Pマッチ、ただし、ベアオフ(自分の駒を上げる)する時には、ベアオフする駒の数だけ寿司を食べなければならないというルール。時間制限は4分、寿司を口に入れるまでは時間を止められないため、ムーブだけでなく寿司を食べる時間との勝負。
第一回戦終了時点の様子。負けるかと思いきや、相手の駒をヒットできて逆転勝利。しかし終盤は時間との戦いになり、かっぱ巻きを慌てて口に押し込む場面も。普段は嬉しいゾロ目が、今回は4貫を口に入れないと時間を止められないためかえって厄介になっているのが面白かった。
第2回戦(準決勝)は少し寿司ネタが豪華に。ただし握りネタは巻き物よりも食べるのに時間がかかるため、残り時間によっては泣く泣く諦めなければいけない可能性あり。残念ながらここで敗退。まだ胃袋には余裕があったため勝ちたかった。
対戦相手の方と苦手なネタの有無の話をしていて、海老が嫌いだと伝えたら最初のベアオフで海老を食べてくれたのが嬉しかった。
決勝戦は中トロもウニもある豪華なネタが用意されているものの、決勝進出者はどちらも2戦で30貫も食べているため、そろそろ胃袋が辛くなる戦い。しかし、僕と2戦目で戦った方は、ペースを全く乱さず寿司を食べ切り勝利。寿司王の称号を手にしていた*4。
ある意味、日本選手権や中級者よりも観戦していて楽しく満足度の高いイベントだっった。
バックギャモンは世界最古の運ゲーと呼ばれているけど、運を引き寄せるためには準備が必要で、それができなければ、運をつかむことができない。たまに仕事や起業の話で出てくるエピソードではあるけれど、バックギャモンをやることでよく体感できた。真剣にやるゲームは間違いなく自分の体験となり、何がしかの事を得られる。そう思う。
十年以上前に初めて知ったゲームに、こうやってハマることができるとは思わなかった。人との交流という意味ではまだまだだけども、自分のTwitterなどで本イベントの存在を知り、来てくれた人もいたのでとても嬉しい。
プレイヤーとしては未熟だが、将来プレイヤーとして成熟してバックギャモンの魅力をより味わうことが、伝えることができるとしたら随分素晴らしいことだと思う。
初級者大会にエントリーした特典でいただいた、「改訂新版バックギャモン・ブック」。
前版持っているけど、コラムなど色々変わっていることもあり、もう一度読み込んでまたバックギャモンをプレイする。