今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

「仕事をやる上で欠かせない本」って何ですか?

 会社の新人さんからタイトルの通りのことを聞かれました。
   以前におすすめ書籍として推薦した「ソフトウェア・ファースト」が、とても勉強になったらしく、もっといろいろ知りたい、との事でした。

 

ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略

ソフトウェア・ファースト あらゆるビジネスを一変させる最強戦略

  • 作者:及川 卓也
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2019/10/10
  • メディア: 単行本
 

 

   他にも色々知りたいことがあるらしく、「データベースを学びたいけど、良い本はないか」など、いくつかかトピックを書いて尋ねてきました。トピック別に聞いてくれたことで、こちらとしても本を薦め易かったです。
 
 ただ、ひとつだけ「どうしようかな」と考えてしまうものがありました。
 
仕事をやる上で欠かせない能力を身に付けるための本があったら、教えてください。
 
 
「そんなの幅が広過ぎる。無理」
と返そうかと思いましたが、「自分が仕事をするにあたって大事だと思っている事」を振り返るためのきっかけにもなるかもな、と思い直し、何を伝えるべきか考えてみました。
 
  新人さんは、仕事をするうえで欠かせない能力の具体例として、こんなことを挙げていました。
  • エクセルをうまく使えるようになりたい
  • 議事録をだれが読んでもわかるようなものにしたい 
 
  多分いま振られている仕事が、会議の議事録を取る係だったり、Excel関数・マクロを使ってのドキュメント作成なんじゃないかなというのが想像できます。議事録を取るコツを書いたウェブ記事や、VBAや関数の逆引き辞典など、利用用途をコンパクトにまとめた実践的な本にはいくつか心当たりがありました。
 
 これらの能力は確かに汎用性があり、身につけて置くと色々捗ります。
 ですが、それを「仕事をやる上で欠かせない能力」として紹介するのは違和感がありました。これらは仕事をスムーズに進めるための手法には違いありませんが、その能力は、本当に「無いと全く仕事にならない」のでしょうか?
 
  ここまで考えて、そもそも「仕事とはなにか」を考えてもらう必要があることに気付きました。新人という立場上、仕事とは「上からなにか降ってきたものをこなす」ことになります。ただ、それに慣れ過ぎてしまうと、「来たものを返せばOK」という発想が身についてしまいます。そうなると「先手を打って何かをする」「新しい何かを始める・生み出す」ということがしにくくなることは想像に難くありません。この新人さん、以前に「最終的には浮かんだアイデアを実現できるようになりたい」という話を聞いていたので、なおさら「来たものを返せばOK」という発想に染まってしまうのはよろしいことではないと思いました。
 
   「仕事とはなにか」を考えるためのヒントになる本。というわけで、これを薦めることにしました。 
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

  • 作者:安宅和人
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
  ある問題が与えられた時、確認しなければならないことがあります。それは「その問題がそもそも本当に適切なのか」「本当に答えを出すべき真の問題はなにか」ということです。
  例えばシステム構築だったら、ある機能の改修依頼を受けることは少なくないでしょう。その時に、その改修依頼の経緯・背景や目的は必ず確認する必要があります。それを押さえておくことで、実装が不可能だった場合の代替案を提示しやすくなったり(目的がわからないと、その実装が不可能だった場合に行き詰まります)、あるいはもっと良い提案が(場合によっては追加の実装作業などが無しで!)できるようにかもしれません。
 
  普段やっている仕事・将来的にやりたい仕事は何でしょうか?
  その仕事をするためには、上記の能力は本当に最優先で身に着けないといけないのでしょうか?
  議事録を書く仕事は、何のために行うのでしょうか?
  いま何の仕事をしているか、何の仕事をしたいか、試しに一度考えてみてください。
 
 僕はこんな感じで本を薦めたんですが、もし、こんなことを聞かれたら、皆さんはどう回答しますか?これ、回答に色々特徴が出るんじゃないかなぁと思っています。
  新人がいない職場だとしても、試しに考えてみると、自分の仕事観を改めて整理できるし、自分自身にとっても有意義だなあと思いました。
 
  今日書きたいのはそんなところです。

マンスリーレポート1月分 -読書会・カクヨムWeb小説短編賞-

  タロットカードの振り返りを去年全くしなかったのですが、流石によろしくないと思ったので、今年はちゃんと振り返りをします。というわけで、1月の結果について。

 

1月のタロットは

 1月:戦車・正位置

キーワード:冒険心・独立心・探究心・勝負事に挑む・全身全霊傾ける・ハイテンション勝利

   なんですが、まさにこのタロットカードがぴったりくる月だったんじゃないかなあと感じています。

 

読書会の開催

  会社の部内で読書会を開催しました。 今いる会社の部署は若手が多く、どうやって経験や知識をキャッチアップしていくかということが課題になっています。そんな中、製品学習勉強会なども開かれているので、試しにやってみたら面白いんじゃないかと思い、企画してみました。

 

課題図書は「イシューからはじめよ」。

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」

  • 作者:安宅和人
  • 出版社/メーカー: 英治出版
  • 発売日: 2010/11/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

  内容としては歯応えの内容だったようで、新卒・若手など経験が少ないメンバーにとっては、飲み込みにくい部分もあったようです。そんな中でも、チームリーダーや経験者が実際の仕事に即して解説してくれたり、各メンバー間で刺さったところの議論など、思った以上に盛り上がり、刺激の多い会となりました。

  20代の頃、自主的に本を読んでいましたが、こういった読書会に参加することはありませんでした(そもそも読書会というものが存在自体知りませんでした)。自分1人では理解できず挫折した技術書も少なくなかったのですが、もしあの時こういう読書会を知っていたら参加したかったし、もう少しちゃんと理解できていたのかな、という思いもあります*1

  ともあれ参加メンバーからは好評だったので、長く続けられる企画になるといいなあ。
 

 

カクヨムWeb小説短編賞2019への応募

 カクヨムWeb小説短編賞へ横暴しました。

 

  文章を書くのが好きだからこの際ちゃんと習ってみようと思い、文筆家の小野美由紀先生のオンラインサロンに参加しています。

community.camp-fire.jp

 

  特に小説を書きたいという欲求は無かったのですが、課題などで試しに小説を書いてみたところ、意外と書いてて楽しかった&先生や参加者の方に褒められたので、一度ぐらいやってみようと、応募してみました。

 

応募作品はこちら。

kakuyomu.jp

  参加してみて思ったのは、

「ちゃんとランキングを上げるための努力や仕組みを作らないといけないんだな」

ということです。

  今回の作品は自信があるし面白いと思っていますが、同じくらい面白い作品は他にもたくさんあるし、フックの掛け方、キャッチーさから考えると負けているな、という感想です。最初のとっかかりとして「僕がエロ小説を書く」だけでは不十分で、お約束を破ったり「え、どういうこと!?」と思わせるのは(短編ならば特に)大事なのかな、と。また、他の作家さんに積極的に読んだりコメントを書くというのも営業活動として大事ですね。

  オンラインサロンでも、積極的に他の方にコメントしたりしているんですが、自分へのフィードバックは間違いなく増えています。今までやってきたことを場所が変わってもちゃんとやって積み重ねていくの、大事ですね。これからもがんばります。

 

  他、新しい仕事がいよいよ進んだりと、1月はなかなかボリューミーでした。できればウィークリーレポートぐらいにして振り返りたいんだけど、どうしようかなあ。

 

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 1月の札幌出張で食べた「MAHANA」のスープカリー。

スパイスがしっかり効いてて、大雪の季節にはぴったりでした。ご馳走様でした。

*1:ただ、かつての会社を思い浮かべるに、会社内で読書会を開こうとは思わなかったはずです。その意味で、今の会社は恵まれているし感謝しています。

【正解は一年後】毎年恒例の新春タロット占い 2020年版

  毎年恒例の新春タロット占いです。

  去年はほとんど振り返りをしなかったためか、占いの結果歯をあまり有効活用できていないと言う感じがしました。そこで今年は一昨年と同様に、1ヵ月等区切りを決めて振り返りを行うことにする前提で、今年1年の運気を占いました*1

 

  結果はこちらです。 

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 それでは、1つずつ見ていきましょう。大アルカナは赤字で記載しています。

 

 1月:戦車・正位置

キーワード:冒険心・独立心・探究心・勝負事に挑む・全身全霊傾ける・ハイテンション勝利

 

2月:ペンタクルのエース・正位置

キーワード: 恵まれたスター・ビジネス上の幸運・財充足・資金運用がうまくいく

 

3月:ソードの2・逆位置
キーワード: 迷いや不安・忍耐を強いられる・障害や困難を乗り越える・辛い状況から抜け出すため試練に立ち向かう・何らかの選択を迫られる

 

 

4月:カップの9・逆位置

キーワード: 計画通りにいかない・失敗する・先行きが見えない・経済的な悩みを抱える・読みを間違える・援助を失う

 

 

5月:ワンドの騎士・正位置

キーワード:新たなる旅立ち・人生の岐路・キャリア上の願望・目標達成・立身出世・予測していなかった変化が最高の結果をもたらす

 

 

6月:隠者・正位置

キーワード:内省思慮・深さ・静かな暮らし・真実を求める・不言実行・1人で過ごす時の中で光明を得る・内的成長

 

7月:カップの7・正位置

キーワード:迷い・混乱・誘惑・手が届かない夢・無力感・コンプレックスを解消したい・現実逃避

 

 

8月:ペンタクルの2・正位置
キーワード:資産を運用する、物事を取りまとめる、現実の取り込み、自己管理、生まれ持った才能や得意分野を生かす

 


9月:ペンタクルの3・正位置
キーワード:熟練度が上がる、名声を得る、上昇志向、評価される、文化芸術面で活躍する、その道で才能発揮する

 

 

10月:カップの8・正位置

キーワード:これまで追いかけていたものが意味を失う、価値観が一変する、精神性や冷静が高まる、真の幸福を手に入れる

 

 

11月:ワンドの女王・逆位置

キーワード:かたくなな態度によって敵を作る、努力が徒労に終わる、ストレスや不満が溜まる、理解者がいない孤独を感じる

 

 

12月:太陽・逆位置

キーワード:エネルギー不足、実力を発揮できない、期待が外れる、方向性が見出せない

 

 

キーカード:ペンタクルの9・正位置

キーワード:幸運な展開、才能が花開く、チャンスの到来、恵まれたパートナーシップ、豊かな恵み、良識ある人物

 

 

  一年のストーリーとして読み解くと、ペンタクルが1,2,3と順繰りに正位置に出ている上に、キーカードがペンタクルの9です。ペンタクルは「金銭・現実感覚」を表しているので、今年は金銭などの資産や仕事におけるポジションに注力すべきと読み解きました。

  一方で、「愛情・感情」を示すカップは正位置ではあるものの「迷い」や「失う」といった、大アルカナの「塔」を彷彿とさせるような変化の激しそうな暗示が出ています。人間関係に要注意です。

 

  登場している大アルカナは「戦車」「隠者」「太陽」。1月・6月・12月と図ったかのように等間隔で出現しています。1月は「戦車」。今月は新しい仕事が本格的に始まること、出張も含めて大阪や北海道へ遠出をすることを考えると、冒険心を・探究心を忘れずに進めと言われているようです。頑張ります。6月は振り返りをきちんと行い、12月はくれぐれも燃え尽きたりしないように。

 

  いつもならここで終わりなんですが、今年は思った以上に稽古はっきりとした傾向が出ていて気になったので、もっと詳しくみたほうがいいと思い、「金銭運」「仕事運」「恋愛運」ケルティッククロス・スプレッドで占ってみました。

 

まずは金銭運から。

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現状:法王・正位置

障害となっていること:ソードの4・正位置

顕在意識:ソードの5・逆位置

潜在意識:死神・正位置

過去(原因):塔・逆位置

未来:ソードの2・逆位置

質問者の意識:ペンタクルのエース・正位置

周囲の状況(環境):戦車・正位置

願望・アドバイス:星・逆位置

最終結果:ワンドの女王・正位置

 

  バランスは取れているけど理不尽な出来事が障害となっている現状、といったところでしょうか。潜在意識の死神、質問者の意識の2つが怖いくらい当てはまっていて引きました。状況は後押しをしてくれているものの、浮かれ過ぎるなよと釘を差されてしまいました。到達点にたどり着けるよう、この一年を生きます。

 

 

  次は仕事運です。
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現状:カップの王・正位置

障害となっていること:恋人・正位置

顕在意識:ペンタクルの4・逆位置

潜在意識:カップの2・正位置

過去(原因):ソードの6・逆位置

未来:皇帝・正位置

質問者の意識:節制・正位置

周囲の状況(環境):ソードの5・逆位置

願望・アドバイス:カップの6・正位置

最終結果:カップの騎士・正位置

 

  随所にカップが現れています。過去がドンピシャリ以外の何物でもないのですが、それだけに未来は期待してしまいます。周囲の状況は芳しくはないものの、後押ししてくれる・支援を得られる暗示もあるので、人間関係を大事にしながら仕事を進めていきます。

 

  最後に恋愛運です。
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現状:法王・逆位置

障害となっていること:ソードの2・正位置

顕在意識:ワンドの王・正位置

潜在意識:愚者・正位置

過去(原因):ソードの4・逆位置

未来:死神・逆位置

質問者の意識:ワンドの女王・逆位置

周囲の状況(環境):星・正位置

願望・アドバイス:ワンドの3・正位置

最終結果:ワンドの6・逆位置

 

  金銭運・仕事運とは違い、あまりパッとしない感じです。潜在意識の愚者・正位置は、要するに「もっと自由に振る舞いたい」という願望があるということですね。全くその通りなんですが、重なった年齢の割にはスキルがあまりに乏しすぎるので、顕在意識で抑えている感じですね(ワンドの王のキーワードに「孤独に耐える」とあって笑ってしまいました)。周囲の状況は輝かしいものではあるものの、ワンド(情熱・冒険心)の誤りから、結局現実を変えられないという暗示です。悲しいなあ。

  今年は(も?)仕事に邁進するしかないのかも。

 

  2020年は色々と変化・節目の年になりそうです。自分だけでなく、社会というレベルでも動きがあるのだろうなとぼんやり思っています。

  皆様、今年もよろしくお願いいたします。変わらずお付き合いいただけますと幸いです。

*1:今まですっかり忘れていたのですが、今年からちゃんと、ペルソナ4のサントラより「全ての人の魂の詩」を流しながらやっています。

【正解発表】2019年タロット占いの答え合わせ

毎年恒例のタロット占い、答え合わせです。

townbeginner.hatenablog.com

 

それぞれ見ていきます。

1月:審判(正位置) -意識の変革が起きる、復活、社会貢献、傷ついた心の回復- 

  1月のホットトピックはなんといってもバックギャモンのメルボルンオープン。バックギャモンの成績自体は芳しいものではありませんでしたが、10年以上ぶりの海外旅行は得るものが多く大変楽しかったです。景山さんと望月さんには大変お世話になりました。「また海外に行きたい」という思いはまだあって、今年の活動はなんやかんやでこの影響を受けています。バックギャモン熱が高まったおかげか、この後のバックギャモン名人戦でも初めてリーグを突破できました。嬉しかったです。

 

2月:法王(逆位置) -順調だった事柄が暗転する、視野が狭く障害に突き当たる、それまで正しいと思っていた価値観や考え方が通用しなくなる-

  2月はカードの暗示ほど暗いものではありませんでした。人狼では初めて関西のロールプレイング人狼(KRPT)に参加させていただきましたが、少なくともゲーム面では順調でした。RPはもう少し考えないとな、というところはあったんですが、マイナーチェンジレベルという感じです。仕事もまあ、無事に収まりました。

 

3月:吊られた男(正位置) -人生における岐路、過渡期、絶望的な状況の中で光明を見出す、内観、忍耐-

   内観、忍耐が当てはまりそうです。仕事は出張ラッシュ&他の人の面倒を即席で見るという無茶振りをなんとか乗り切りました。比較的ジムに行った回数が多かったです。運動習慣は大事だと、改めて思います。

 

4月:カップの王(逆位置) -強欲、感情過多、独断、人間関係に振り回される-

  感情過多がバッチリ当てはまります。仕事で人間関係というか、もともと3人のチームが1人が異動でいなくなり、1名がチームリーダーになったと思ったら病気で出社できなくなり、1人で3人分回す羽目になりました(2年目の新人の子がいたので、全て背負わなくてはいけないわけではなかったけど)。あ、独断も当てはまりますね。いちいちチームリーダーの指示を仰いでいたら絶対回らないので、更に上の上長と相談した上で、大体の判断を現場でしてました。我ながらよく乗り切ったと思います。

 

5月:ペンタクルの6(正位置) -寛大、親切、福祉や奉仕活動、経済的な援助、当事者と周囲に実りがもたらされる-

  チームリーダーが復帰したものの本調子ではないため、引き続き独断でぶん回し作業をしたのを覚えています。4月5月、人狼も含めいろんな方からお誘いを頂いていました。ありがとうございます。来年こそは心理的な壁を破って誰かを誘って何らかのアクティビティをします(「したい」だと願望止まりでできなくなってしまうので、宣言という形で)。

 

6月:節制(正位置) -バランス感覚、節制、無理のない暮らし、地位や名声を得る-

 派手な活動はありませんでしたが、うさんくさい村、黒孔雀杯、バックギャモン名人戦・盤聖戦と趣味の分野で活動の幅が広かったですね。興味の移り変わりが結構あるので、こういうのを毎月やるのはしんどいですが、たまには幅広く遊ぶのも良いなと思います。

  この頃から、「アクションダイエット」「#meetALIVE」に参加していますね。チームの立て直しができたので、他の活動をする余力が生まれました。

 

7月:塔(正位置) -急激な変化、不測の事態、激変によってそれまで手にしていたものを失う、失うことで真に価値あるものに気づく-

   仕事で不測の事態はありましたが、先手を打っていたので対応は問題なくできました。塔のイメージほど嫌なことはありませんでしたね。この月はバックギャモン高知オープン、隅田川花火大会と遊びのトピック盛りだくさん。ありがとうございました。どっちも楽しかったなあ。また来年もできますように。

 

8月:ソードの5(正位置) -攻撃的な人物、容赦しない、強引な態度、実力主義-

  これも実生活ではそんなにありませんでした。強いて言うなら、この月に見てドハマリした映画「ブルース・ブラザーズ」のブルース兄弟のことなんでしょうか。 あ、アドベントカレンダー書いてない…。書きます。

  この月は「ひとり合宿」を開催しましたね。

townbeginner.hatenablog.com

また折を見てやります。

 

9月:ワンドの王(正位置) -理想の追求と実現、孤独に耐える、強い精神力、重要な出会い-

 「理想の追求と実現」が仕事に当てはまるかもしれません。オフサイトミーティングで激論を交わして、普段関わりのないメンバーと話せたのは収穫でした。9月はRP人狼をさせて頂く機会が多く、RPの幅を広げたいなと思うこともありました。とはいえ、どうやって広げていったらいいんだろうと悩み中です。頭打ちかも。

 

10月:ソードのエース(逆位置) -頑固な態度、反感を買う、失意、厳しい批判-

  これも仕事に当てはまってますね。新しい仕事を企画することになり、どうしたものやらと途方に暮れたり、折り合いがつかなくてイライラしていました。こういう時は第三者に早めに入ってもらい、すぐに合意を取れるようにするのが大事と学びました。相変わらず大変ですが。

 

11月:ワンドの10(逆位置) -問題が長期化する、あてが外れる、報われぬ想い-

   うわー仕事まんまだー。というわけで苦労の連続でした。

   ちょっと関わっていたイベントが無事に成功に終わる、猫町倶楽部の読書会に初めて参加するなど、収穫も多い月だったんですけどね。

 

12月:女教皇(正位置) -インスピレーションを得る、内面的な魅力が増す、自分の考えが間違っていなかったことを知る、直感的、真剣な交際-

 11月のカードの影響がプライベードで12月に波及したという感じでした。ただ、インスピレーションを得るというのは、もしかしたらそうなのかも、ということがありました。正しかったら、Death Stranding には感謝してもしきれません。

  真剣な交際かあ。男はやっぱり一人荒野を征くの年でした。

 

キーカード:ソードの女王(正位置) -思慮分別がある、頭脳明晰、重いプレッシャー、公正な態度、上品さや品格-

  公正な態度・思慮分別ができているかどうかは客観的に見ないとわかりませんが、大事だと思う場面は公私ともに少なくありませんでした。そして、その「公正であること」を判定する第三者がいないことには、いくら公正な態度を取ろうと力を得ることができないことも、身に染みて理解した1年でした。

  来年も公正な態度・思慮分別を心がけようと思うと同時に、それを毀損するような人物・事態を招かないこと、打ち払う手段を身につけることを併せて心がけます。

 

  しかし、こうやって振り返ってみたんですが、去年みたいに記録しないとかなり忘れることがよくわかりました。もったいないなあ。来年もタロット占いやりますが、振り返りは去年と同じように、スパンを決めて振り返りをしたほうが良いですね。

 

  今年一年、お世話になりました。皆様ありがとうございました。

  どうぞ良いお年をお迎えください。

2泊3日のひとり合宿を開催した記録

 今年の夏季休暇ですが、どこへ行こうかもう一つ予定が立てられなかったこと、日々の生活に追われていて自分がこれからどこへ向かおうとしているのか、あるいは自分がやりたい事をまとまってできる時間がないなぁという諸々が澱のように積み重なっていて、ちょっとくすぶっていました。

 

  そこで出会った考えが「ひとり」合宿。

  要するにどこかに泊まって1人で何かを黙々とやるというコンセプトです。

cyblog.jp

 

「文豪が缶詰になるのと一緒じゃん。面白そうだな」

  僕は思い立って、すぐにホテル予約して2泊3日の合宿の準備に取り掛かりました。というわけで、こちらはひとり合宿の細かいログ的な記録です。サマリはnoteの方に書きましたので、概要だけを知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

 

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  合宿先として選んだのは、千葉県柏市の柏の葉キャンパスにある「三井ガーデンホテル柏の葉」。選択ポイントは以下の通り。

  • 移動に時間がかかりすぎない(浅草からつくばエクスプレスまで30分程度で行ける)
  • 天然温泉の大浴場があり、気分転換がしやすい
  • フィットネスルームがあり、運動をしようと思えばできる環境がある
  • 楽天トラベルで予約できる(溜まってる楽天ポイントを使える)

以下、ひとり合宿の細かい記録です。

 

1日目

  当初15時にホテルへのチェックインを予定していたけど、ゲリラ豪雨に見舞われ自宅から駅に行くまでちょっと難儀していたので、ゲリラ豪雨が止んだタイミングを見計らって浅草駅へ向かう。雨に降られず、17時頃にホテルに到着。

  ホテルにチェックインして、準備を開始。

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  合宿のセットアップ。PCとマウス、自宅からAmazon Echoを持参して自由にT-SQUAREを流せるように準備。

  頭がすっきりしない感じがするので、まずは運動して入浴をする。フィットネスルームに行こうかと思ったけど、ちょっと疲れていたこと、運動に時間を使いたくなかったので、日課のアクションダイエットで短時間だけどきつい筋トレをする。10分ぐらいでゼェゼェ言いながら大浴場へ。

 

www.gardenhotels.co.jp

大浴場は天然温泉。ゆっくり浸かりながらこの後のことを考える。

 

  申込プランは朝食のみのため、今夜の食事をどこで食べようかを考えるために外に出る。近くにはショッピングセンタとフードコートがあり、食事には困らなそう。さてどこで食べようか、と思ったところで、「せっかく雑事を省くために合宿に来たんだから、こんなことで時間や自分の意思を使うのは無駄」と気付く。食事を考えることに時間をかけてはいけないと思い、ホテルに慌てて戻る。

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  ただ、文豪には甘いものは欠かせないのでソフトクリームと夜食のシフォンケーキを購入。

 

  ホテル1Fにあるのはイタリアンレストラン。今日は朝と昼にそれなりに重いもの食べてしまったので、軽いもので済ませようと「そば」を検索。

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f:id:TownBeginner:20190816211018j:image  蕎麦屋でせいろそばと天ぷらの盛り合わせ。本当は梅イワシのなめろうがあったので頼みたかったのだけれど、残念ながら品切れのこと。

 

  ホテルに戻り、これからの人生のプランや、今やりたいことが何か、今どんな状況なのかを軽く整理する。現在の自分の状況が芳しいものではないという現実を突きつけられる。残念ながら自分の積み重ねがうまくいかなかったということで割り切り、もう一度積み重ねを今の状況からできるところを探しながら、今後のプランを検討する。

  一通り人生の棚卸しを終えたところで、21時の面談に備えて、現在書いている小説のプロットを練る。 

 

  21時に、オンラインサロンの小野美由紀先生と通話による面談。プロットの全体構成や、メインストーリーとサブストーリー、セントラルクエスチョンとサブクエスチョンの関連性、登場人物の造形について相談しフィードバックをいただく。この小説は勢いで書き始めたため、全体的な構成や各キャラクターの掘り下げをどうしようかなかなか手がかりがつかめていなかったので、大変にありがたいフィードバックだった。

  「荒木飛呂彦のキャラクター身上調査書」というものを紹介してもらったので、ネットで検索してダウンロードし、各キャラクターの身の上調査書を書き出す。

   23時になり少し眠気を覚えたので、翌日に備えて書き置きだけ残して、「三体」を読みながら就寝。

 

2日目

  予定通り7時起床。しかし頭がぼーっとして眠気が強く布団でスマホを見ながらうだうだしてしまう。これではいつもと変わらないと反省をし、朝風呂をキメるために大浴場へ。

  大浴場でゆっくり体を動かし、体をほぐしていく。温泉というのは心身へのアプローチをするための非常に便利なツールなのだなぁと言うことを改めて認識する。今後なにかに困ったらとりあえず温泉だ。

 

  

www.gardenhotels.co.jp

  朝食はバイキング形式。スマートグリーンサラダ工場野菜のサラダビュッフェと言う売り文句に魅力を感じる。菜を最近ちゃんと食べていないと感じていたこともあり、サラダを山盛りにして食べる。他の食べ物も美味しそうだったけど、大好物のハッシュポテトは食べ過ぎるとカロリーオーバーをするので泣く泣く一個だけで済ます。牛乳をたっぷり入れたアイスカフェオレと、フォカッチャ、そして和食コーナーにあった鯖の味噌煮とアジの塩焼きを食べる。どれもおいしい。朝食付きのプランにして大正解だった。

  一通り食べ終え、デザートとしてヨーグルトとチーズケーキを食べようと思った瞬間、「松の実のフォカッチャが焼き上がりました」というアナウンスがキッチンから聞こえた。抗うことは不可能なので、松の実のフォカッチャを1枚とって食べる。フォカッチャが非常に美味しかったので、昼はルームサービスとしてピザを頼もうと決める。

  パンナコッタがデザートコーナーにあったけど、なぜパンナコッタはブームに乗れなかったのだろうか、と明後日の方向に思考が行く。ティラミスはあんなにブームになったのに、パンナコッタはそれに続かなかった。パンナコッタ、美味しいのに何がティラミスと違ったのだろう。最近タピオカがブームだけど、以前もブームになっていたはず。想像だけど、タピオカはドリンクとして手軽に持ち運びできるから、店頭で持ち帰りができて「町中で見るようになるから」ブームが再来したのかもしれない。ティラミスやパンナコッタを町中で食べるというのはあまり想像ができない。でも待てよ?だとしたらナタデココはまたブームが来る可能性がある?

  そんなとりとめのない思考をスマホの音声入力でメモ書きする。こういうどうでも良さそうなことでも、とにかく思考を記録しておくというのが今回のテーマの一つでもあるため、不審者に思われない程度に大人しめの声で喋りながら入力する。 

 

  部屋に戻り、15分の瞑想を行い、備え付けのフィットネスルームに向かう。フィットネスルームには「ランニングマシン」「ヨガマット」「エアロバイク」「腹筋用の台」。筋トレ用のマシンは無かったので、いつものようにアクションダイエットをやった後、ランニングで1時間程度走る。ランニングのお供はiPadで「ブルース・ブラザーズ」を見る。

 

  走りながら、ついつい笑ってしまう。ブルース・ブラザーズについては、もっと何回も見てきちんと感想書きたい。何度も見ていると、「あれ、ここって、こういうことなのかな」と新たな発見があり新鮮だった。

 

  ランニングを終えて、自室に戻る。部屋の掃除がされていると言うのはホテルだからまぁ当たり前なんだけど、合宿と言う観点を考えると改めて良かったと思う。部屋が綺麗と言うのは良いことだ。シャワーで汗を流し、持参してきた浴衣に着替えて文豪になり執筆開始。

  この日のテーマは3つ。

  • 昨日の続きで、キャラクターの身上調査書を記入する
  • メインストーリーのプロットを書き進める
  • 断片的に持っているストーリーのアイデアについて、1つのミニストーリーとして話を書いてみて、メインストーリーのどこに位置づけるかプロットとのすり合わせを行う

 

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 作業のお供はアイスカフェオレ。ホテル近くのファミマでアイスコーヒーと牛乳を買ってきて混ぜることで無糖カフェオレの出来上がり。 

   まずはキャラクターの身上調査書。今の高校生がどんな音楽・芸能人が好きなのか書くのに自信がないため、芸能ニュースやYoutubeを漁りながら、キャラクター設定を行っていく。芸能人はドラマや映画で終えるが、Youtuberは深追いするとキリがなさそうなので割り切って一人二人程度に絞る。

 

執筆は、

  • 身上調査書→PCに向かってキーボードで書く
  • メインストーリーのプロットとミニストーリー→音声入力

  少し長めの文章は音声入力で行うと効率が良い。まとまった文をキーボードで書くよりは、多少辻褄が合わなくても音声入力で一気に文章を書きそれからキーボードで編集した方が速い。また、キーボードを介するときは思考を介するためにスピードが遅くなったりまとまらないアイデアが書きにくいというネックがあるけど、ゆるい内容でもいったん音声入力で入力してしまえば、そこから整形するということで、結果的にアイデアを文章化できるし文章量も増える。そういうわけで、最近は音声入力で入力し、キーボードで編集するということが増えている*1

 

 14時になって空腹を覚えてきたので昼食を食べることに。缶詰にされた文豪の昼食はルームサービス一択。朝食の時に決めたとおり、電話を取りピザを頼む。

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 1Fのイタリアンレストラン「コメ・スタ」より18番ピザ。ハーフ&ハーフでピザ生地が少し薄めでクリスピーだったのが着たいと違っていたけど、美味しかった。

(あれ?電話でピザを注文するって、要するにピザハットとかのデリバリーとあんまり変わらなくね?)

  と食べ終わった後に気付くけど、ピザが美味しいからまぁいいやと思い、食べながら執筆を再開する。

 

 

  17時頃、一通りキャラクター身上調査書を記入し終えたので、大浴場へ。湯に浸かり深呼吸をして、この後の予定を考える。ランニングの時に観ていたブルース・ブラザーズが急に気になってしまい、夕飯を食べたら一服しつつブルース・ブラザーズの続きを見ようと決める。

  夕飯は近くのフードコートにあった丸亀製麺。お腹に優しいものを食べるためにうどんを食べることにしたけど、思わずトッピングに野菜かき揚げをつけてしまい一日のカロリーオーバー。へこみながらホテルに戻る。

 

  ホテルに戻り、ブルース・ブラザーズをiPadで見ながら、ブルースブラザーズの何か面白いのか、PCでメモをとる。以前読んだ「スクリプトドクターの脚本教室」で、ストーリーを逆箱起こしして話のエッセンスを抽出し、そこに別のキャラクターやストーリーを入れるとオリジナルのストーリーができる、という手法が紹介されていたけど、ブルース・ブラザーズを元ネタにしてやるのも面白いなと考える。ただ、今回それをやる時間がないので、メモを取りつつどこかでやってみようと決める。

  ブルース・ブラザーズを観終えて、試しにアレクサに「ブルース・ブラザーズの曲をシャッフル再生して」とリクエストしたら、(アレクサにしては珍しく)その通りにブルース・ブラザーズの曲をシャッフル再生してくれたので、嬉しくなりながらメインプロットを書き進める。キャラクター身上調査書を書いててキャラクターが定まってきたためか、プロットが進んでいく。最終的に今回の合宿で書いたのは7000字程度。思ったほど分量は多くはなかったけど、キャラクターが定まったことでプロットが進めやすくなったので、成果としては十分だと思う。

 

3日目

  昨日と同じく朝風呂を決めて朝食に。

  野菜を山盛りにするなんて、以前と随分変わったなぁと我ながらずいぶん変わったなと思いながら食べる。サラダが美味しい。

 11時にチェックアウトだけど、それまでに少しでも話を進められないかとメインプロットを書くが、なぜか筆が思ったより進まなかったので、キャラクターの身上調査票に戻る。追加で加えたほうがいいネタ、変更したほうが良い設定が見つかったので、そこを少しずつ埋める。タイムリミットの11時になりチェックアウト。

 

 

  今回の合宿の成果として、

  • 自分が何を大事にしているかを改めて知る
  • 小説など、時間を取らないとなかなか取りかかれないものに取り掛かる 

という当初の目的は予定通り達成できたので、ひとり合宿は成功である。

 

  次回のひとり合宿は未定だけど、今後、またなにか詰まったりしたら不定期にひとり合宿を開催して籠もるつもりである。良いメソッドを見つけられてよかった。

*1:気付いているかもしれませんが、このブログの文章も大半は音声入力で書いています。

初めての「はじめてのIoT」

  会社で、はじめてのIoTの工作をやる人向けのハンズオン講座をやると言う話を聞いたので参加した。Arduinoを用いてモーターを回したり温度センサーからデータを取得する、ということをするらしい。

  仕事でIoTの話が出てくることが増えたこともあり、一度自分で簡単なもので良いから作って理解しようと試みたことは会ったのだけど、ハードウェアの知識が全く無く、配線がさっぱりわからず挫折していたので、講師にわからないことを聞けるという環境はとてもありがたい。

f:id:TownBeginner:20190720191132j:image

  今回利用するIoTキット。中央にArduinoがある他、電池やモーター、温度センサー、そして天敵の配線*1がたくさん。

 

まずはArduinoの開発環境構築。従来はArduino IDEをダウンロードして開発するのだけど、今回はIDEのダウンロードやセットアップに時間がかかってしまうため、「Arduino Create」で開発することに。

create.arduino.cc

 

  Arduino Agent Pluginのダウンロード・インストールこそ必要だけど、それさえ完了させればブラウザでソースコードを書いて実際のArduinoに書き込みできるので、とても便利。Arduino Createにアカウントを作って開発環境をセットアップ。

 

 f:id:TownBeginner:20190720192713p:image

  ハンズオン資料に沿って必死にブレッドボードに線を刺してモータやArduino・電池を繋いでゆく。一通りつなぎプログラムを実行したけど、(予想はしていたけど)動かない。配線間違っているのかなと何度も見直しても、違いがわからない。しかし、プログラムを見ると違和感が。コートをArduinoの7番ピンに刺しているのに、定数が何故か9番を代入している。まさかと思い7番に修正しコンパイルした瞬間、モーターが動いた!モーターに繋いでいた羽が勢いよく指にぶつかっていたかった…。

   ようやく動いてくれて一安心。ここまでくればプログラムをいじって動作の違いを検証できるので、羽を逆回転にしたり、動作と停止の間隔を変えてみたり。

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  エクストラとして、温度センサーとLEDランプの動作。温度センサー自体は原始的な作りなので内部で計算して割り出していることも有り、取得できる温度データはあくまでおおよその値。それでも、温度センサーに指で触れると2,3度はすぐに上がるので、最初の工作としてはこれで十分。

  上の写真は、温度センサーとLEDランプとモーターを組み合わせ、

「温度が29度以上になったらLEDランプを点灯させ、モーターを回転させる、29度未満はLEDランプを消灯しモーターを止める」

  というシンプルな工作で、ランプを光らせている所。プログラム的には単純だけど、例えば、サーバーが加熱し過ぎないように監視するためのプロトタイプモデルと言えなくもない。「どういう時にどんな動作をさせるか(させないか)」が決めてそれが実現できれば、プロトタイプを作ることはできること理解した。

  余談だけど、これをTwitterに投稿したら爬虫類を飼っている方からすごいというお褒めの言葉を頂いた。確かに熱帯魚など、温度管理をしないといけないペットは少なくない。そもそも、普段燻製をするときも温度管理が面倒くさいなと感じている。温度に関する切り口で考えると、何かを作るヒントがあるかもしれない。

 

本ハンズオンの先生曰く、

「今回の内容はIoTの初歩の初歩」

とのことで、まだまだ先は長いのは間違いない。それでもArduinoに関しては理解が進んだし、大の苦手だったハードウェアについても、ちょっとだけ理解するためのとっかかりができてとても良かった。まだ具体的に何を作りたいかイメージはできていないのだけど、もう少し深掘りして何かと連携させてできたらきっと楽しい。それまでは学習を続けたい。

*1:クリップみたいにつまむやつ、名前が合ったのだけど忘れてしまいググってもわからずじまいです…。

ポルノ電話からの家庭崩壊を防ぐためにロシア文学青年を志した日

  ぼくが大学生活を終えてからかれこれもう20年以上経つのだけど、今でも大学生というものは悩み多き生き物なのだと信じている。

「大学受験が終わったぞう!もうitが示すものを明らかにしたり漢文の返り点を正確に記したりしなくていいもんね、へっへっへっ」

  とほくそ笑みながら自動車免許合宿のパンフレットを取り寄せてソッコーで免許取って夏には海までドライブしちゃうもんね、夜の海辺でお姉さんとイイコトもイケナイコトもしちゃうもんねと学問への志はどこへやら最高学府に行くとは思えないような煩悩丸出しでキャンパスライフへ突入したはいいもののの、いざ蓋を開けたら

「単位取れねー」

「彼女ができねー」

「時間が足りねー」

「内定とれねー」

と無い無い尽くしのキャンパスライフを送りながら、こんなはずではなかった俺はヒトカドの人物になるはずなのだぁッと鬱屈とした思いを抱えながら、いまどきの大学生もかつてのぼくのように伏し目がちにキャンパスを歩いているのだと信じている。というかそう信じないと僕が浮かばれなくて、何しろ彼女どころか友達もできなかったし、肝心の学業も成果が出なかったし、これでは一体何のために大学に行ったのか、一つもいいことが無かったのよヨヨヨ、とさくらと一郎が裸足で逃げるくらいには僕は大学生活に負け続けて心の中のすすきを枯らし続けた。

 

  もっともいまどきの大学生は、さっきのぼくの悩みを耳にした途端に怒りのアフガンと化して、

「キャンパスライフがバラ色とかどういうことだッ!こっちは奨学金も返済しないといけないし、TOEICは当然Aランク目標だし、インターンを決めるためのレジュメのアジェンダを今日中に提出しないとジョブオポチュニティが一気に狭まってしまうではないかァッ!」

  とグローバル市場のグの字も知らなかった大学時代のぼくを圧倒してなぎ倒すくらい勉学に励んだり就職先に悩んだりと、危機感を持って行動しているのかもしれない。そう考えると、ぼくの悩みというのは確かにくだらないと言われても仕方がないと思うけど、それでもぼくの悩みはぼくの悩みで存在していたことに嘘偽りは全く無いし、社会にどう対応していくのかに悩んでいるという点では一緒だと思っている。

 

  当時、ぼくはどう社会に対応していけばいいのかなんて全然わからない、というより中程度の対人恐怖を患っていたので、就職してサラリーマン、それも営業職になんて就いたら、

「タウン君、チミの営業成績は課内で最低だよ、どうやったらこんなに売れないのか逆に興味があるから今聞かせてくれないかね?」

  とパワハラ課長にネチネチ言われるならまだましで、

「お前やる気あるのか!!!今日中にとっととTOPPO1万本先斗町で売ってこい!!」

  とパワハラ部長に罵声を浴びせられあまりの辛さに自殺してしまうと本気で思っていた。サラリーマンになる=死であるため、ぼくに残された選択肢は、大学院へいって研究職になることしかないと決意を固めていた。つまりやるべきは、アリストテレスが難しいことを書いている哲学書やヴィトゲンシュタインが難しいことを書いている英文やカントが難しいことを書いている独文をたくさん読みすごい卒論を書いて指導教授から

「チミは平成の西田幾多郎に違いない!素晴らしい!!」

と呼ばれように学問に励むことだと決めていた。

  そう決めていたのだけど、それを阻害する大きな要因に、ぼくは悩まされていた。

  女の子である。

 

 

  大学時代のぼくが通っていたのは文学部だったのだけど、文学部という学部は(おそらく今もそうなのだと思うけど)他の学部と比べて男女比が女性側に傾いている。その結果、電車を降りて文学部キャンパスに向かう途中に女の子の群れ、文学部キャンパスの正門に女の子の群れ、教室に向かうスロープに女の子の群れ、レポート提出の手続きをする事務局に女の子の群れ、授業のある教室に女の子の群れ、昼休みの学食に女の子の群れと、ぼくが行く先々には、

「女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女女」

と、とにかく女の子しかいなかった。女の子の群れの中に、男子校上がりで全く女の子に免疫のない、性欲が服を着て歩いている若干19歳のぼくが入った結果、ぼくはパニックに近い状態になってしまった。

「女の子が沢山いる!彼女も作り放題だ!これぞキャンパスライフ!スンバラシイいー!!」

  とはならず、

  「あ、すぐに、あ、ここどきますんで、あ、ちょっと待ってください、あ、すみませんすみません、あ、片付け終わりましたから」

 と女の子の群れに恐怖心を抱いてそそくさをと去るようになってしまったのである。なんとか煩悩よ去れ女の子とエンカウントしないようにと図書館に引き籠もって勉強しようとしても、図書館にも女の子の群れがいるので、

  あ、すぐに、あ、ここどきますんで、あ、ちょっと待ってください、あ、すみませんすみません、あ、片付け終わりましたから

と同じことになってしまい意味が無かった。

 

  中度の対人恐怖を患っていたというのは前に書いたけど、それに加えてぼくは自信が全く無かった(今もあまりない)。高校の頃、腕っぷしの強い奴の右腕VSぼくの両腕 という腕相撲で負けるくらい身体能力は低いし、ファッションセンスもよくわからず、雨風がしのげて警察には捕まらないというレベルの服を着ていたし、肝心の勉学も内部進学の同級生が英語はおろかドイツ語、さらにはフランス語までペラペラな様子を見てすっかり自信を無くしてしまい、そんななんの取り柄もないどころか劣っていないところを探すのが難しいような自分に女の子が振り向いてくれるとは全く信じられなかったのである。

  女の子には相手にしてもらえない、さりとてこの身に焼き付いてあり余る若さ特有のほとばしる情熱とやるせない気持ち(要するに性欲のことです)をぼくはどうにかしないといけなかった。そこでぼくがとった作戦はこうだ。

  「英語を学ぶためにも、国語を学ぶためにも本がある。しかもゲラゲラ笑えるものまである。本は万能だ!だったらこの身に焼き付いてあり余る若さ特有のほとばしる情熱とやるせない気持ち(要するに性欲のことです)だって、本で解決できるはずではないか!」

  ということで、ぼくはこの身に焼き付いてある余る若さ特有のほとばしる情熱とやるせない気持ち(要するに性欲のことです)(長ったらしいので以降は「情熱」でまとめます)を解消すべくエッチな本を買っては情熱をほとばしらせエッチな本を買っては情熱をほとばしらせていた。 

   というような前置きを経て(ここまで2700字も書いているのにまだ前置きだという事実にびっくりである。相変わらず前置きが長くてすいません)、やっと本題である。

 


  今日も今日とて家族が皆寝静まったのを確認して、ぼくはエッチな漫画雑誌を片手に活動を始めた。いつもは自室で活動を始めるのだけど、今日は一味違った。エッチな絵だけでなくエッチな声を聞きながら情熱をほとばしらせようと決めたのである。

   当時のエッチな漫画雑誌は裏表紙に札束風呂に入った男が脇に若い女性二人を侍らせて「勝ちまくりモテまくり」というように、これで貴方も成功者に!というたぐいのいかがわしい広告ばかりだったのだけど、その中にあった広告の一つにぼくは目を惹かれた。

「ワタシの声を聴かせてア・ゲ・ル♡アナタからの電話待ってるわ♡」

  なんと、書かれている電話番号に電話すると、掲載されている漫画の朗読が聴けるというのである。

「これは!!ダイヤルQ2というやつではないのか!!!」

  若い読者の方々のために解説すると、かつて「ダイヤルQ2」という、特定の電話番号から始まる電話番号にかけるとサードパーティが提供する様々なサービスが受けられるというNTTの電話サービスがあった。当初、NTTはそれを目的としていなかったけど、次第にエッチなコンテンツが多くなって、ダイヤルQ2といえばいかがわしいサービスを連想するまでになったのである。そのダイヤルQ2が目の前に待っている。しかもサービス内容はぼくのお気に入りの漫画の朗読である。

「あの女の子の声が聞ける!!!」

  ぼくに電話しないという選択肢は無かった。

  ぼくは大きな音を立てないように、そーっと自室のドアを開けてエッチな漫画雑誌片手にリビングに忍び込みそーっと固定電話に手を伸ばした。余談だけど、この当時は携帯電話が普及し始めた頃で、まだ携帯電話を持っている人は少数派だった。携帯電話を持っていればリビングに忍び込む必要は無かったのだけど、当時のぼくはあの女の子の声のためなら忍者のような苦行は苦行とも思っていなかった。

  押し間違え無いように番号を確認し、人差し指を少し震わせながらボタンを押していっ  た。数回の発信音の後、ガチャ、と受話器から音が聞こえた瞬間、唾を飲み込んだ。

「やった!!繋がった!!!」 

  ぼくは心の中でタウンあっぱれ音頭を踊りつつ、ザァーという砂嵐の音の交じる音声に集中しながらエッチな漫画雑誌のページをめくった。音声は確かにナレーションも含めて朗読してくれている。よしよし、と心を踊らせながら聴き続けた。

 

 

  そして3分ぐらい経った頃だと思う。

  「ひどいにも程がある!!!!!!!!」

  ぼくは心の中でタウン怒髪天突音頭を踊りながら受話器を切った。限界だった。砂嵐の交じる音声はそもそも聞き取りづらい上に、女の子のセリフが棒読みを通り越してコンピュータの機械音声にしか聴こえなかった、まだエッチシーンには到達していなかったけど、ここまでのこの質を考えると、情熱という名の豪速球を受け止める先は名キャッチャーのグラブではなく手賀沼の水を吸ったお麩の壁としか思えず、とても期待できなかった。何よりお気に入りの漫画がここまでひどい扱いをされているという事実に我慢がならなかったのである。

  余談だけど、最近漫画やゲームが実写化されたりアニメ化されて

「なんなのこの出来!!ただのコスプレじゃん!!」

「声優ちゃんとしたやつつけろよ!!話題だけの芸能人とか要らねえ!!」

  とファンが憤っているのを見るけど、この経験があるからか、ぼくは憤っているファンに

 「そうだよねえ、わかる、わかるよ、その気持ち」

とウンウンと頷きながら慰めのためにあずきバーを差し入れしたくなることがある。

   閑話休題。

  受話器をおいたぼくは、では他の漫画はどうかと広告に載っていった他の番号にも電話をかけたけど、結果は同じで、どれもタウンあっぱれ音頭からタウン怒髪天突音頭へ変わっていくだけだった。結局その日はあの子の声が情熱を受け止めてくれることはなく、他のお気に入りの小説に情熱を受け止めてもらった。

 

  翌日、冷静になってエッチな漫画雑誌の件の広告をよく見返してみると、電話番号がおかしいことに気付いた。てっきりダイヤルQ2の番号だと思っていたのだけど、ダイヤルQ2の番号の開始は0990である。この広告電話の番号は、0990で始まらない見たことのない市外局番だった。

  「これ、どこのサービスなんだろう…?」

  よくわからないところに電話をかけたという事実に嫌な予感を感じたぼくは、急いで調べた。そしてわかったことは「広告の電話番号は切れ目がおかしい」ということだった。例えば、広告に載っていた電話番号は「003-301-074-95-123-45-67」(当時の電話番号は全く覚えていないので、これはイメージです)という感じで書かれていたのだけど、こんな区切りをする電話番号は無かったのだ。正しい情報を元にあるべき区切りを再現すると

「0033-010-7-495-123-45-67」

となった。そしてこの電話番号の謎を読み解いたぼくは、驚愕の事実に行き着いた。

「ロシアに国際電話をかけてる…」

 

  今なら、わざとこういうわかりにくい切れ目をつけて国際電話をかけさせてごっそりお金を貰おうというトラップなのだとわかるけど、情熱に負けたぼくは全くそんなことは思いもよらず、生物の実験で使用されるネズミのごとく、目の前のあの子の声に引っかかって突き進み、あっさりトラップにかかってしまい、まんまとロシアに国際電話を掛けてバカ高い通話料を請求されることになってしまったのである。

  このことを知ったぼくは慌てた。ぼくは固定電話から電話した。つまり翌月になれば父親の元にロシアに国際電話をかけたという明細票が届いてしまう。家族の誰もロシアに用のある人物はいない。そうなれば時間帯から考えて、ぼくが電話したことがバレてしまう。そうなればぼくがエッチな音声を聞きたいがために深夜にタウンあっぱれ音頭を踊りながら電話をかけたことがバレてしまう。そうなれば、

「我が息子ながら情けない…」

と父には失望されるだろうし、

「あんたは一体何をしてるの!」

と母には呆れられるだろうし、

「ふーんそんなコトしてんだー」

と姉には嫌なマウントを取られるだろうし、

「お兄ちゃん…」

と妹には軽蔑されるだろう。

  まずい。なんとかしてこの国際電話の明細票の追求から始まる家庭崩壊からの脱出を図らなければいけない。どうするどうするポクポクポクチーンと一休さんのように必死で知恵を絞ったが、幸いすぐに名案が浮かんだ。

「ロシア語だ!ロシア語を勉強することにすればいいんだ!!」

  ロシアに電話する理由はロシアに用があるからである。であればロシアに電話する用事を作ればいい。ロシアに電話する用事は何か。ロシア人と会話することである。ロシア人と会話する理由はなにか。ロシア語を学ぶためである。

  すべてのロジックが繋がり、やるべきことが決まったとなれば話は早い、ハラショーこいつは素敵に愉快だとぼくはタウンスター号という名のママチャリに乗って区立図書館に行き、ロシア語語学講座やら数冊の学習書を借りてきた。そして説得力を増すために、机の上に無造作に本を積んだり、カバンの中に本を入れて持ち歩いたり、しまいには教室でドイツ語の授業前にあえてドイツ語ではなくロシア語の本を出して、クラスメートに

「あれ、ロシア語?」

と気付かれたタイミングで、

「ズドラーストヴィチェ林田、いやあ、大学に入ったからにはロシア語ぐらいやらないとね、今度ロシア人の留学生とウォッカを飲みながら語り合うことになったし、はっはっは」

  と留学生と何も接点がない上に下戸で酒が飲めないくせに、豪快な嘘をついてアリバイ作りに精を出した。全ては家庭崩壊からの脱出のためである。

 

 

  そしてその日は来た。父が電話の明細票のことを尋ねてきたのである。

「タウン、なんか国際電話が掛けられているぞ。どうせインターネットだろ?」

「え、あ、ごめん。なんか変な所に繋いじゃったかも」

「気をつけろよ」

  当時、インターネットは電話回線を使うダイヤルアップ方式で、接続した時間だけ通話料がかかる。それを父は知っていた。結果として、国際電話の容疑は、「タウンがインターネットで変なところにつないだ」と勝手に誤解してくれたおかげで、少し注意されただけであっさり不問になった。つまり、ロシア語を勉強する必要は1mmも無かったことになる。安心したぼくは、ロシア語の本をすべて図書館に返して、きれいさっぱりロシア語の知識を忘れてしまった。ウォッカも飲まなかった。

 

 

  最近、上坂すみれさんという声優さんをよく見る。こちらの方、ロシア語学科を卒業されてロシア文学・歴史・政治・ミリタリーなどロシア文化の多方面に造詣が深いことでも有名である。純粋な好きを真っ直ぐに突き詰めて華が開く例もあれば、自分の保身が徒労に終わり何も残らない例もあると、ロシアにまつわる彼我の差に愕然としている。一方で、上坂すみれさんが当時のぼくの時代にいたら、ぼくは近づきたい思いでロシア語の勉強を続けていたのだろうかとも思う。つくづく若者の情熱というのは厄介なものである。

 

 

 

※本記事は「好きな作家の模倣をする」という習作テーマで、原田宗典「十七歳だった!」を模倣した記事です。文体は真似ていますが、内容はオリジナルです。

十七歳だった! (集英社文庫)

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  十代の頃はハラダ式文体を読んでゲラゲラ笑いながら過ごしました。

  本記事を読んでゲラゲラ笑っていただけば望外の喜びでございます。

 

 

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