今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

ランチョンマットとプレミアムロールケーキとカフェオレ

 せっかくの土曜日なのに仕事が気にかかって遊びにも集中できず怖くて嫌な霧に襲われてしまった。以前、こういう感じからうつにハマってしまいしんどい思いをしたのでなんとかしたいと思い自衛策を考えた。

 ローソンのプレミアムロールケーキを買おう。そう思った。

 チョコレートケーキが好きだし、この時間に買えるのはそれくらいしか無い。近所のローソンでロールケーキを買って帰った。

 

 最初はそういうつもりはなかったのだけど、せっかく食べるのだから華やかな気持ちにしようと考えて、ちゃんとした食器を用意し、ランチョンマットを敷いて、残っていた美味しいカフェオレをお気に入りのカップに注いだ。

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 これを見て不思議と心が落ち着いた。自分のためにきちんと何かを支度できるというのはこんなに安心できるものなのかと思った。よく勉強や仕事で忙しい時に母が夜食を用意してくれた、という感謝の話があるけど、原理的には同じなのではないかと思う。自分を労ってくれる何かがある。その存在を認知することで人は安心する。

 

 カフェオレは程よく甘ったるくて、プレミアムロールケーキは中の甘さがショコラ感があって良いし、外側の少し苦いカカオ感が口の中をすっきりさせてくれる。

 この甘さなら、カフェオレは無糖が正解だけど、今日は別にいい。少しぐらい、甘いものを食べて飲んだ!という感触が今日は気持ちを楽にする。筋トレに悪いのは重々承知の上で、筋トレのプランを立てる。

 

 しんどいことがあったら、自分をちょっと甘やかして心を落ち着かせて、自分に非がそこまで無いことを自覚して、少しの怒りを筋トレにぶつけて、霧を払う。そういうプランはできるかもしれない。

 身体へのあらゆるアプローチを使って怖くて嫌な霧を払っていく。

怖くて嫌な霧が心を覆ってくる

 久しぶりに深夜まで残業し、最終退出者になった。心身の状況を考えると、金曜日で本当に良かったと思う。

 以下、心の整理のために思考をひたすら書く。

 

 技術的な課題を期限までに解決しなければいけないといけないけど解決策が全然見えない状態、やることが期間が短すぎて間に合わないような状況に出くわすとこんな感じの嫌な霧が襲ってきた。美味しいものを食べたり楽しいことをしていても、そのことを意識してしまい集中できない状態。強烈な匂いや味のせいで、何かに混ざっていてもその味を感じてしまうような食材があるけど。それを食べている感覚に近いかも知れない。

 今回は明確な期限が切られているわけではないけれど、人間相手の交渉、それも悪感情を抱いているような人間を説得するような仕事というのは、自分には得意とは思えない*1。こういうのは多分場数を踏んで、相手の怒りに巻き込まれないとか、初歩的だけど自分ができていないところをきちんとこなしていく必要があるのだろう。なかなか心に負荷がかかる話である。

 筋トレだったら負荷をかけても、休ませてタンパク質を積極的に摂取すれば超回復で筋肉がつくから大歓迎だけど、心の場合はそうはいかない。メンタルの鍛え方とか、メンタルトレーニングに関する研究って、そもそも心とは何かという定義が定まっていない分*2、筋肉よりは進んでいないし、アプローチも定まっていない気はする。

 筋トレで心の悩みを解決、というのは、「筋トレが最強のソリューションである」にも書いてあったけど、やれることに集中するというのは分かる気がする。

 

townbeginner.hatenablog.com

 

 身体的なアプローチで心の悩みを解決するというのは何度かtwitterとかで書いた記憶があるけど、やはりそのとおりだと思う。一方向で解決できない問題が他方向からのアプローチであっさり解決することはある。「他方向」のストックが無いと、どうしようもないのが悩ましいけど。

 方向のストックは、振り返りと検証をしないと増えないことが最近の仕事でよくわかったので、振り返りのタイミングを作ることにする。

 

 思考をひたすら書くというのは心が晴れる。

 怖くて嫌な霧の払い方も、少しずつ増えてきたということか。油断してはいけないというのが大前提にはあるけれど。

 GWの1日出社で細かい問題を片付けられると良いのだけれど。

*1:でも、これが得意という人も良く考えたらそんなに居ない気がする……。

*2:心理学的には定まっているのだろうか。定義の問題って、本当に困難な話だと最近特に思う。

立川シネマシティ探訪1 -キングコング・モアナと伝説の海-

  立川シネマシティの有効期限の案内が来た。案内によると4300円分得をしてるらしい。3ヶ月に1日、集中して見ただけだか、これなら交通費を差し引いても元は取れている。何よりで音の素晴らしさは映画の満足度に大きな影響を与えことがよく分かったので、迷うことなく更新した。

 

  会員更新ついでに気になってた映画を二本。

 

 

キングコング 髑髏島の巨神 f:id:TownBeginner:20170408191408j:image

  キングコングはゲームでしか知らなく、映画で見るのはこれが初めて。予告編を見て、キングコングや他の巨大生物が暴れまくってお互いケンカするモンスターアクションムービーを期待していたのだけど、実際にはド派手なモンスターアクションと主人公たちのそれぞれのドラマから成る映画。

  ラスト近く、キングコングがそこまで器用に武器を使いこなすだけの知能があんのかよ、と思ってしまったけど、極爆ということもあって非常に楽しめた。

  それだけに、人間ドラマの方の展開が消化できていないな、と感じてしまった。ジェームズとメイソンは主人公同士だからまあいいとして、プレストンは削った方が良かったんじゃないだろうか。部下の敵討ちに行くプレストンと止めるハンク、結局回収できていない空白地帯のプロットになってると感じた。勿体無いと思う。

  映像に説得力を持たせるためにはドラマが必要だけど、ちゃんと削ぎ落とさないと説得力が落ちて間延びしてしまう。マッドマックス、老人と海の偉大さを改めて思った。

 

モアナと伝説の海

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  可愛らしい映像とは裏腹に実態はマッドマックス、という評判を聞いたので視聴。今住んでいる島のココナッツや魚が急に取れなくなったので、解決するために大海原に1人漕ぎ出すけど、途中で相棒ができたり、追ってくる大船団が出てきたりで、確かにマッドマックスだった。主人公のモアナが大船団相手に完全と立ち向かう様も、モアナがフュリオサ、マウイがマックスと考えると筋は通る。

  ただ、マッドマックスとの最大の違いは、ちゃんとメンターが居る点である。マッドマックスは基本的には修羅の世界で全て自分で決めなければならないけど、モアナの世界では、タラおばあちゃん、海といったモアナの味方、メンターを出した上で、自分の心に従うことが大事といったテーマを呈示してくれる。そこはさすがディズニー。冒険心溢れる展開で子どもも十分に楽しめる傑作だと思う。

  今回見たのは吹替版だけど、モアナ役の屋比久知奈さんは声も歌も良かった。

 

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鑑賞後は、餃子のニューヨークにて水餃子。1個サービスしてくれたのが嬉しい。

手羽先餃子などの変わり餃子も美味しかったので、また行く。

アスリート食講座

 アスリート食講座なるものがあると知ったので参加した。

 

  今回のテーマは豚肉。タンパク質が豊富なことに加え、糖質代謝をサポートするビタミンB1、タンパク質の合成をサポートする亜鉛など、アスリートに必要な栄養素が豊富という講義だった。筋トレ中心の生活をしていて、鶏ササミ、胸肉といった高タンパク低脂肪の食品が望ましいと思っていたが、豚肉もそれほど悪くは無いのかなと思い直した。

  お弁当の種類で、鶏胸肉に飽きてきたところだったので、少し豚ヒレ肉、ロース肉を検討してみる。

 

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豚テキ。タレを作って焼けばいいので手軽。お弁当の具材最有力候補。

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高野豆腐サンドイッチ。豆腐なので低カロリー。高野豆腐を初めて調理した。フレンチトーストみたいに焼くのが朝は手間のように思うが覚えて損はなさそうだ。

人をいなくするための儀式

 法事だったため朝からてきぱきと始動。今回は参列するだけだったけど、妙に体力と気力を使うのは何故なのだろう。法事が終わった後は、改めて何かをする気になれない。

 

 13回忌ともなれば参列者はごくごく近しい関係者のみとなり、故人の事が話題に上ることもそこまで多くない。例外的に何かあるとしたら、子供が小さいが、相続トラブルぐらいか。研究者や作家で、作品が実を結んだというのも思ったけど、その場合は回忌を待たずに話題になってるから、あまり法事で語られる特有のトピックではないだろう。

 

 13回忌の次は17回忌。4年後はどんな話をするのだろうか。

 50回忌までは数年おき、そこから先は100回忌。そもそも50回忌まで、法事を執り行う人間が存命かも、自分自身が生きているかもあやしい。100回忌ともなれば故人を直接知っている人間はもういない。その時は、故人がどんな語られ方をするのかあまり想像できない。歴史上の人物のような象徴的な扱いになっているとしたら、その人の死を偲ぶという意味合いは薄れてしまうように思う。

 

 こうして、故人は少しずついなくなっていくのだと思った。 

 きっとそれは、人間がきちんと生きて、きちんと死ぬために必要なことなのだろう。

法要は、人をいなくするための儀式として機能しているのかもしれない。自分も、親戚筋との世間話をほったらかしにするような人間ではなくなった。

 

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墓参りの近くにあった石材店にて。

キャラ石材は法事で退屈している子供対策だろうか。

ストーブが昭和だった。古い記憶を呼び起こすのは、偶然見かける古いアイテム。

魚の美味しい定食屋を僕は一軒も知らない

 過日、皆でおすすめの店を紹介する流れになった。

 僕がおすすめしたのは以下二点。*1

 

浅草 ぱいち 

r.gnavi.co.jp

土鍋に入ったビーフシチューが濃厚で美味しい。揚げ物もハズレ無しの洋食屋。

 

浅草 阿吽 

szechuan-aun.com

 担担麺、汁なし担担麺どちらもあるけど、汁無しがオススメ。山椒の効いた担担麺を食べたい人には特にオススメ。ビールが合う。

 

 色々紹介してもらったのだけど、今日ふと魚が食べたいなと思って気づいた。魚の美味しい定食屋を一軒も知らない。

 

 ときたま無性に魚が食べたくなる時がある。刺し身であれば回転寿司に行くという方法があるけど、焼き魚、煮魚となると当てにできる定食屋が無い。大戸屋や魚角といったチェーン店はあるけど、個人商店や数店しかない店で「ココの魚は美味しい!」という店は心当たりが無い。多分、築地の何処かの店に行けばあるのだろうけど、それ以外の店となると、アテがない。おすすめの店の紹介でも

 

「タン塩が分厚くて最高」

「豚骨ラーメンが好きならここは行っとけ」

 といった紹介の受け方はあったけど、

 

「あそこの塩サバ、めっちゃ美味い!!」

「煮魚が好きでここを知らないのはモグリ」

という話は聞いたことが無い。魚の食べられる店の紹介は、だいたい寿司の話だ。

 

 単に自分の観測範囲だけの話かもしれないけど、魚を調理してちゃんと出すというの肉以上にハードルが高いと思う。鮮度管理はシビアだし、焼いたら匂いはつくし、温度管理失敗すると肉以上に美味しくなくなる。それだけに、そういう定食屋があったら通いたいくらい、今、魚が食べたい。

 

 以前近所に割烹があったのだけど、そこは和食をちゃんと学んでいた店で、魚だけでなく米も美味しかった。炊く技術というのは在るのだなと思った。

 

 昔に比べて魚が食べたいと思うことが増え、肉が食べたいと思うことが少なくなった。そのうち、「昔に比べて」という但し書きがつかなくなるのだろう。

 

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 以前、スモークサーモンを作った時に鮭のかぶと煮を見よう見まねで作ったのを思い出したので貼る。煮物に関してはいい加減に似てもそれなりに食べられると僕は思ってる。

 

 春がもうすぐ来る。

 冷たい季節でしか作れないスモークサーモンを逃してしまったことを後悔している。

*1:食べログのリンクを貼ろうとしたら「アクセスが制限されています」と出てしまった。何故?

仕事は一段落とする

  2月最終日、ようやく仕事の区切りがついた。実際には来月以降もやることは山積みだけど、締め作業も終わったので区切りがついたことにする。

 

  この半年間、随分変わったと我ながら思う。ちゃんと評価されるかどうかは別として、自分なりにやったと思えたのは、これが初めてだと結構本気で思っている。社会人4年生ぐらいの時に似たことを思ったけど、あっちはただひたすら上から降ってくることをやり切っただけなのに対し(まあ、今思えばそれでもよくやったなあとは思う)、今回は自身で課題を見つけてチームを築くため活動をしっかりやれた。

  本当はこういう感覚をもっと早くに覚えておくべきで、課題を見つけること、それを他の人も巻き込んで取り掛かりやり切るという一連のプロセスを身につけておかないと、会社でしっかりしたポジションにつく事も、転職を重ねてキャリアアップも叶わないのだと思う。

  組織(会社に限らない)の活動の課題は大抵内側からは見えない。見えたとしてもそれまでのしがらみとか諸々の理由でなかなか課題を解決できない。それを解決するために、例えば外部からコンサルを呼んで解決策を提示したりする。コンサルの給与は高いと言われるけど、組織は課題を発見・解決できるのであればお金を払ってくれることを意味する。

  そんなことを考えた。

 

  これまでの半年間は地盤固め、3月以降の1年間は拠点作り。そんなイメージ。優秀なレーダーと砲台を作りたい。

  営業としてはまだまだ半人前。がんばります。

 

  珍しく仕事について書いた気がする。いままで仕事に対してポジティブなイメージを持つことが無かったから筆も進まなかった。もう少し仕事の話をきちんと書けるようになることを目標にしてもいい。