震災による通勤ラッシュの影響
僕が利用している路線は大してダメージが無かったため、火曜日から通常通り通勤することになりました。しかし、来る電車はどれも満員、数人が降りて数人が必死になって乗り込むという状況で、なかなか電車に乗れません。結局、1時間以上早く家を出たものの、会社にたどり着くまでにいつもの3倍近く時間がかかってしまいました。*1
今回の震災で、自宅待機&作業を採用した企業はどれだけあるのかはわかりません。おそらく全体から見たら少数でしょう。ですが今回の場合、自宅待機&作業の方が職場へ行って作業することよりもずっと効率が高かったはずです。まだまだ社会が変わるのには時間がかかるとは思いますが、通勤ラッシュがこれを機に見直されてくれないかな、と思います。全部が全部在宅勤務は無理でしょうけど、これを機にトップが決断をすれば、変えることはできるはずです。
課題となるセキュリティ問題
もし在宅勤務を初めとする、いわゆる「ノマドワーキングスタイル」に対する抵抗があるとしたら、おそらく以下になるのかなと思います。
- 対面でちゃんと話をしないとわからないこともあるので、在宅勤務は結局非効率になる
- 会社を出てサボるんじゃないの?
- 会社以外アクセス・データの持ち出しはセキュリティリスクがある
1と2はそれぞれの会社のスタイルによるところがありますし、一概には言えないと思います*2。問題は、3。例えば社員のノートPCにデータを落とせば作業はできるけど、ノートPCがウイルス感染したり盗難に遭ったりした場合、データ流出というセキュリティ事故が発生してしまうためにノマドスタイルを却下、ということもあるでしょう。
その意味で、僕が期待しているのは、シンクライアント型PC*3。シンクライアントPCは、本体にはデータを保存しないため万が一盗難やウイルスに遭っても即データ流出とはなりません。*4
データをローカルに保存しないGoogle Chrome OS
さて、普段我々が使用しているパソコン。殆どの人はWindowsを使っているでしょう。最近ではMax OS、技術畑の人ならLinux、Unixを使っているかもしれません。そこへ、新たにGoogleがOSを開発して殴り込みに来ました。それが「Google Chrome OS」。リンク先の記事にもありますが、ブラウザのGoogle Chromeをベースにした現代版シンクライアントPCともいうべき代物です。クラウドサービスが花開いている現在だからこそ生まれたOSでしょう。
果たしてWindowsの牙城をGoogle Chrome OSが崩せるのかどうか、正直わかりません。しかし、少なくとも値段の面ではGoogle Chrome OSは無料なのでアドバンテージがあります。もしGoogle Chromeが一気に普及することになったら、通勤形態が変わることは一気に現実になると思います。どうか、自由な通勤形態が実現されますように。
もう通勤ラッシュはこりごりです。
執筆時間:50分