今日も知らない街を歩く

雑記に近い形でちまちま書いていきます。

二回目に学ぶチャンスがもっとあればいいのに

 スタディサプリで地理の学習をしている。

studysapuri.jp

 月額980円+消費税で、英国数理社5教科全ての講義ビデオが視聴可能。テキストは1200円だけどPDF版は会員なら無料公開ということで、やろうと思えば980円ですべての教科が学習できてしまう。*1

 あくまで自分でペースを決めてやらなくてはいけないため、期限をきちっと決める必要がある現役高校生や浪人生は予備校の方が効果的とは思うけど、特に期限を決める必要もなく、自分が学びたい分野のみ学習したい社会人であれば、非常に効果的なサービスだと思う。

 

トップダウン→ボトムアップ→トップダウンの学習

  高校時代、地理が全く面白く思えなかった。同じ暗記科目なのに、歴史はそれなりに興味を持てたのに、地理と政経はどうしても興味が持てなかった。今思えば、すごく閉鎖的な空間に閉じこもって生きていこうとしていたから、外の世界に興味が持てないのはまあ自然なことだと思う。良いことではないけど。

 それから20年以上が経ち、それなりに外の世界と接して、漆を塗るように外の知識を取り入れて来て、ようやく勉強をする準備が整ってきたのかな、と思う。今、地理がとても面白い。今月半ばにあるセンター試験には間に合わないけど、せっかくだから解いてみる。

 政経・化学・数学もどうしても理解が出来なくて諦めてしまった。化学は教師との相性が最悪だったという要素もあったけど。今、もう一度勉強してみたら以前よりはずっと理解できるかもしれない。化学と数学は自信が無いけど、政経は多分大丈夫。

 

 背景もなんとなく分かるくらい、個別の事象に沢山当たって、それから体系的な学習を行う。少なくとも自分にはこういった学習方法が適しているらしい。最初から体系的な学習では理解しにくいし、覚えられたとしても簡単に忘れてしまう。*2他の人がどうかはわからないけど、ボトムアップから始まる学習と相性が良い人間にとっては、二回学ぶチャンスがもっと増えればいいのに、と思う。

 とはいえ、今こうやって安く繰り返し学習できる環境が整っているのは喜ぶべきことなんだろう。生涯学習にあたってのテクニカルな環境面は整ってきたから、後は社会面の整備がされていけばいいのだけれど。こういうのは図書館や大学の取り組みだけでは足りなくて、税制面などの法律レベルからでないと動かない……と、ここまで書いたところで、そもそもそういった状況を全然知らないことに気付いた。法整備とかされているのだろうか。こういうのを丹念にきちんと調べてこそ、意見というのは成り立つのだな。

 

 スタディサプリは、上記の本で佐藤優氏が紹介していて知った。本書は実践的でとても良い本だと思う。特に第4章・第5章の本と教科書は必読。

*1:ただ、300ページ近くあり、学習時に書き込みもしたくなるため、テキストはやはり買ったほうが良いと思う。

*2:事実、日本史と世界史の大半は忘れてしまった。